十三仏の信仰は南北朝時代から始まったといわれています。人は死後、生前なした善悪の業を各忌日に王たちの前において、軽重が裁かれます。それを救うために家族・親類縁者による追善供養が行われています。亡者の生前われわれになした善行を報告し、亡者の死後受ける苦しみを少しでも軽くしてもらおうという思いから各忌日に法要を営み、また本地仏である各々の仏様を巡拝する十三仏参りが発展してきました。お寺参りがなによりの善業ということで、各お寺の十三仏の朱印を集め、その朱印帳を亡くなった方のお棺に入れたり、自分の死んだ時に自分のお棺に入れれば、極楽浄土に旅立つことが出来るといわれ、江戸時代には、多くの人が十三仏を参拝しました。 鎌倉にも十三仏霊場がありますのでご案内致します。 「十三仏詣りは最高の先祖供養の御詣りです。十三仏の諸尊は、生まれ年(干支)夫々の本尊として、私たちの一生を守り、冥界への旅立ちには中陰から年忌のご本尊さまとして、現世から未来永劫にいたるまで、私たちをお導きくださいます。報恩謝徳、諸願成就のため年一回は、鎌倉十三仏詣りをすることをおすすめします。」(鎌倉十三仏霊場 巡拝の案内より) <コース内容> 鎌倉駅→バス15分→泉水端下車・徒歩3分→明王院(一番札所)→徒歩15分→報国寺(八番札所)→徒歩5分→浄妙寺(二番札所)→徒歩2分→覚園寺(十一番札所)→徒歩20分→来迎寺(十番札所)→徒歩25分→本覚寺(三番札所)→鎌倉駅東口徒歩5分 *歩き方でお参りするお寺は、札所の番号順に巡拝しておりませんのでご注意ください。
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