鎌倉好き集まれ!deskさんの鎌倉リポート・第245号(2017年11月20日)

名越切通しとまんだら堂跡

本性寺

H29.11.20 本性寺山門

H29.11.20 本性寺奥の院 岩窟

冷えた秋の一日 まんだら堂跡のイチョウを撮りたいと思い出かけた。

JRで逗子駅まで行って名越切通しの入口の本性寺を目指して歩く。
本性寺は日蓮が、鎌倉で布教したとき、他宗より排斥され草庵を焼き討ちされた。その折 山を越え逃れてきて、白いサルに助けられたとの伝説があり山門にも猿があしらわれている。
奥の院には日蓮が隠れたという岩窟がある。

名越切通し

H29.11.20 大切岸

H29.11.20 大切岸

本性寺奥の院の裏は墓地となっていてその奥に切岸へと続く山道があり、大切岸へと続く。延々と続く大切岸は壮観。最近の発掘調査でここは昔の石切り場だったことが判明した。敵を防御するものといわれてきたこととどう結びつくのかはよくわからない。

H29.11.20 大空洞(おおほうとう)

H29.11.20 切通しの置石

大切岸からさらに登っていくと名越切通しに出る。ハイライトは大空洞だ。昔はもっと広かったともいわれるが、今は馬も通れないような狭さだ。
また、山道には置石が埋め込まれていて、馬が通れないようにしている。外敵を防御するための仕掛けがいろいろとしてある。
ここは特に三浦氏に対する防御策としていたようだ。

まんだら堂跡

H29.11.20 まんだら堂跡

H29.11.20 まんだら堂跡

名越切通しの途中にまんだら堂跡がある。かっては篤志家の僧侶がアジサイや花菖蒲などを栽培していて、花時は観光客が大勢訪れたが、その方がなくなって逗子市の管理で再開されるようになり、期間限定で公開されている。今回の目的のイチョウだが、残念ながら不作。係りの人の話では夏の台風による塩害で葉が散ってしまっているとのこと。
しかし、ここのやぐらは集中していて、いつ見ても壮観だ。

H29.11.20 まんだら堂跡

長勝寺

H29.11.20 長勝寺 イチョウ

H29.11.20 長勝寺 イチョウ

まんだら堂跡から名越切通し道を大町の方へ降りて、長勝寺へ。

長勝寺のイチョウはきれいに黄葉していた。

妙法寺

H29.11.20 妙法寺 ススキ

H29.11.20 妙法寺 苔の石段

長勝寺から妙法寺へ。

ここのイチョウももみじも色づいていなかった。
もみじの紅葉はもっと先のようだ。

これで今日の鎌倉散歩は終わり。
八幡宮前のそば屋“繁茂”に行って恒例の焼酎の蕎麦湯割りとそばを頂いて帰る。