鎌倉好き集まれ!eggmanさんの鎌倉リポート・第32号(2005年1月31日)

里山 序

田谷

里山は完全な自然ではなく、管理された自然、ということは既によくご存知のことと思います。

鎌倉でも昭和三十年代まではすぐどこにでも見られました。長谷の大谷戸のあたり(裏駅から常磐口の方に向かう道)ではつい最近まで見られましたのでご存知の方の多いことと思います。

この写真は国道1号から戸塚の原宿から鎌倉方面に曲がって入った先の田谷のあたり(環状4号)、野菜の産地直売所のあたりです。・・・話がそれますが、直売所では土日の午前中だけ売ってたような気がします...
私は実のところ、荒れた山と手入れの行き届いた山との区別がよくつきません...

山崎

こちらは手入れが行き届いた山、とのことです。 常緑樹がないのが視点の一つです(その背景は知らない)。
下草がなく日と風が通るのがいい・・・のかな??
また、炭焼きなどで木があまり太くなる前に切りつづけることで、二酸化炭素の吸収がいいはず(若い木の方が旺盛に固定する)。同時に切るのも楽。

ひとの管理が行き届いている山の方がいきものの種が多いとか・・・不勉強で全然調べてもいません(いつもながらのあいまいな薄い記憶のみ)。
こちらには常緑樹があり、下草が茂ってます。

ガス・電気を使うのやうち湯を持つのが普通になるように世の中の構造が変わって、炭や薪では採算性がなくて生計を立てられないから、林業は廃業されてしまうわけです。
だから私たちがもっと生活に炭や薪を使って、里山の木を必要とすれば、里山の木が活用されて切られて、里山が健全に育ちます。そうなれば、生物種の多様性という大きな問題にも、台風での崖崩れや川の増水の予防とか、鎌倉に限って言えばやぐらや切り通しの崩落なども、防ぐ一助となります・・・はず。

で、何に使えるかを日々漠然と考えています^^