鎌倉好き集まれ!春風裕さんの鎌倉リポート・第52号(2009年11月28日)

光~霜月(後篇)

材木座と光明寺(11月27日)

海面に太陽の眩い光が反射して、キラキラと光っていた。

ここは材木座辺りの海岸、今の季節は静けさを増しているようだ。

遠くには、江ノ島も見える。

光が多すぎて、霞んでしまっているようだ。
光明寺の裏山へと上って行く。

トンネルの陰に射し込む光が面白い。

光明寺の大きな銀杏の向こうに、光で霞んで江ノ島が見えた。

深まる秋の割には、あったかい休日だった。
光明寺は、猫の楽園かも知れない。

ひなたぼっこしている猫がいた。

足を怪我している猫は、少しこちらを警戒している。

足が痛くて動けないのか、じっとこちらを見ているだけ。

太陽の光が眩しそうな眼をしている。

円覚寺(11月28日)

北鎌倉の円覚寺辺りの紅葉が、見頃を迎えていた。

1週間であっと言う間に紅葉が広がった。

紅葉の見頃はどれくらい続くのだろう。

今が一番良い時のようだ。
妙香池に紅葉が映っていた。

すぐ近くの山が朝陽に映えていた。

円覚寺を歩くのは、朝が良いと思う。

朝の光に満ちていて、いろんな葉っぱが輝き始める。
背丈の高い銀杏の葉っぱだけが、やけに輝いていた。

大方丈の建物に、向かいの紅葉が映っていた。

どこを見ても、見事な紅葉が見られる季節になった。
銀杏の黄色い葉っぱは、朝陽に輝いている。

もみじの葉っぱも朝陽が当たる部分が、眩しいくらいだ。

葉っぱは光に透かした方が、美しい。

朝の光に満ちた円覚寺は、今が一番良い時かも知れない。