鎌倉好き集まれ!春風裕さんの鎌倉リポート・第68号(2010年4月25日)

緑一色、新緑を楽しむなら北鎌倉明月院

北鎌倉の明月院というと、紫陽花寺として有名なところです。

去年の6月も大変な人出だったことを思い出します。

今の季節は朝のうちなら人出も少なそうです。
あまりに紫陽花が有名だから、この時期の行き先として、思い付かないのかも知れません。

でも、明月院は花の寺なんです。四季折々いろんな花が咲きます。

まだ緑色のオオデマリの木もそろそろ真っ白な花に変わります。
人出が少ない時期だからこそ、このお堂も人の写りこみなしで、写真が撮れます。

何よりも境内が静かだから、ゆったりと歩き、じっくりと写真を撮ることができるのです。
ちょっと注意していろんなところに目をやると、いろんな花が咲いているのに気づきます。

ドウダンツツジの花はほんとうに小さな花です。

緑の葉っぱがとても綺麗で、小さな白い花が可憐です。
明月院は秋の紅葉も美しいお寺です。

ということは、この時期は新緑がとても美しいお寺なんです。

楓の新緑はほんとうに綺麗です。
手入れの行き届いた庭ですから、こんな小さな苔の世界も緑一色です。

桜の葉っぱが落ちていて、何だか絵になる風景が見られます。

ちょっと目線を低くして、いつもと違った視点で見るのです。
イチョウの幹から小さな葉っぱが出ています。

小さい葉っぱだから、とても可愛く見えます。

そしてとても鮮やかな緑色なのです。

新緑の美しさを見るなら、朝の明月院がお勧めです。