鎌倉好き集まれ!秀さんの鎌倉リポート・第279号(2006年4月17日)

谷戸歩き (2) .

16日の 雨上がりの午後。 思い立ってぶらっと、谷戸歩き。


江ノ電・極楽寺駅で下車。 桜橋を渡り「導地蔵」を越えると

稲村小学校。 この辺りが「馬場ヶ谷」の入口らしい。

谷戸名は、極楽寺の忍性が馬病舎で治療した馬の調馬を

した場所に因む・・・と言われている。

今回はココを通り過ぎて、少し西に位置する「西ヶ谷」を目指す。





「西ヶ谷」の入口近くには「月影ヶ谷」から移設されたと

言われている「月影地蔵」がある。 (⇒ #273 御参照)

そこから暗渠と明渠を繰り返しながら流れる「極楽寺川」に

沿って上って行くと、菜の花の咲く谷戸の突き当たりに到達。

極楽寺川の源流と思われるこの野原は、少年時代を思い出さ

せる田舎の原風景・・・と言う佇まいです。


ココを更に左手に上って行くと、全長約60m程の

「お化けトンネル(通称)」を経て笛田5丁目方面に

抜けられます・・・が、

この日は来た道をユックリと桜橋まで戻り、

「極楽寺坂切通し」へ。


 


切通しの南壁では苔むした石垣に

寄り添うように紫花菜が・・・。
 
 帰路に立ち寄った「成就院」の春モミジ。



*谷戸歩きをしても、谷戸の地形が解る鳥瞰図のような
 写真を撮るのは難しいですね。 
 谷戸には当然民家が建て込んでいるところが多いですが
 なるべく自然が残っているような光景や山野の花の写真を
 中心にお届けする予定です。