鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第254号(2008年4月6日)

◆ 花の香りに誘われて さくら巡り 「海蔵寺」「源氏山公園」

◆ 雪柳咲く海蔵寺

◆ 山門より境内を望む

◆ 満開の雪柳


前号からの続きです。
英勝寺を後に、扇ガ谷最奥の「扇谷山海蔵寺」訪ねました。 山門前は大勢の拝観者で賑わっていました。
裏門付近には、今を盛りと「雪柳」の花が咲いています。

     白といふ本当の白雪柳  (福島テツ子)

※ 以下の写真は4月6日撮影したものです。

◆ 野点傘と雪柳

◆ 裏門からの眺め

◆ 妖艶な海棠の花咲く 海蔵寺

◆ 本堂と花海棠


山門を潜った正面の本堂脇には、見事な薄紅の花が咲く「海棠」の木があります。
境内には色々な花が咲いていますが、今の時季の主役はやはり花海棠でしょうか。

◆ 茅葺屋根の庫裏をバックに


何とも妖艶な花の色ですねぇ。                     俯き加減の蕾の姿も 「いいねぇ!」
バラ科 花言葉 「美女の眠り」                      海棠や白粉に紅をあやまてる  (蕪 村)
     

◆ さくらの名所 源氏山公園

◆ 化粧坂

◆ 源氏山公園中央広場


次にさくらの名所「源氏山公園」に向かいました。
海蔵寺の少し手前から、鎌倉七切り通しの一つ「化粧坂(けわいざか)」を登ります。
此処は、新田義貞の鎌倉攻めの際に激戦地になった所ですね。
距離的には短いが、結構きつい上り坂です。
程なくして源氏山公園の中央広場に到着します。
散り始めた桜の下では、大勢の花見客が弁当などを広げて楽しんでいました。 昼食も取っていないので「グルルルー」
何やら鳴き出したようです。

◆ 頼朝坐像

◆ 輝きの森高台にて山桜を眺む


中央広場には高さ2メートル程の「源頼朝」坐像があります。
広場の周りには、桜のほかに多種の「椿」の花が咲いています。
「八重桜」の蕾も大分膨らみを増してきたようです。
中央広場からすぐの「輝きの森」高台から観る山桜は綺麗でした。

     をしまれて散るよしもがな山ざくら よしや盛は長からずとも   (樋口一葉)

◆ 壽福寺付近にて

◆ 壽福寺付近にて


帰り道は「英勝寺」の裏山を通り、「壽福寺」の脇へ下り、小町通りで遅めの昼食を取り、観桜会最終日の「光明寺」へ
向かいました。

     桜狩り山にうかると見し夢の さむるもおなじ花の木のもと  (与謝野礼厳)