鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第277号(2008年5月8日)

◆ 花の香りに誘われて 浄妙寺

◆ カルミアの花咲く

◆ 山門から本堂を望む

◆ 凛々しい顔立ちのボク?


前号からの続きです。
竹の寺報国寺から程近い「浄妙寺」を訪ねました。
滑川に架かる広瀬橋際の食事処「竹治」さんで、昼食を取り出て来たところへ、二人連れの女性に鎌倉市観光課発行のマップを見ながら「・浄明寺」というお寺に行きたいのですがと尋ねられました。
「浄明寺」は地名で「・浄明寺」はバス停です。お寺さんは「卍浄妙寺」ですね。
浄妙寺は見られたようですが、浄明寺を探し歩かれたとの事でした。
おじさんも鎌倉へ行き始めた頃は探し歩いた事ががありましたねぇ。
さて、浄妙寺の山門を潜ると、受付では3匹の猫君が出迎えてくれましたょ。
「ボク」「桃太郎(モモ)」「キム」です。白い靴下を履いた様な「ソックス」君は本堂横で昼寝中との事でした。
黒毛に茶色?の縞模様の入った「キム」君は、人見知り?のする子で中々受付の外へは出ないとの事でした。
※ 以下の写真は5月8日撮影したものです。

◆ カルミア

◆ ソックス君お昼寝中


本堂の少し手前右手には「カルミア」の花が咲いています。  ツツジ科  花言葉 「優美な女性」
花はパラソル状ですが、咲く前は「金平糖」によく似た美味しそうな蕾ですね。
本堂横にある井戸の蓋の上では、「ソックス」君がお昼寝中でした。
どんな夢を見ているのでしょうか。 何とも愛くるしい姿ですねぇ。

◆ 心和むひと時 喜泉庵

◆ 喜泉庵

◆ 喜泉庵


茶席「喜泉庵」で抹茶と菓子を頂いて暫し休憩する。
今日は3組程の女性のお客様がいらっしゃいました。 心静かにお茶を喫する人、枯山水の庭を眺める人、水禽窟の澄んだ音色に耳を傾ける人、それを撮る無粋なおじさんと。
左膝はスキーで、そして右膝は、先日稲村ガ崎の磯で滑って転倒、全く正座が出来ない状態で、両脚を投げ出しての無作法な姿でお茶を頂いてきました。 「失礼いたしました!」

◆ 花香る石窯ガーデンテラス

◆ 石楠花

◆ テラス席にて


次に境内奥の高台にある「石窯ガーデンテラス」で食事でもしようと緩い坂道を上がって行きました。
玄関前にはピンク色の「石楠花」と「ウツギ」の花が見頃を迎えていました。
館内はランチタイムも過ぎていたためか空いていました。
テラス席でメニューを見ていて気が付いたのですが先程「竹治」さんで食事をしたばかりでしたょ。
オーダーする前に気が付いて良かったぁ。
遅めの昼食を取ったときなど帰り掛けに小町通り辺りで叉食べているなんて事が良く有ります。
おじさん「只今○○進行中!」かなっ。

     石楠花の恥らふ如く揺れ交わす  (杉田久女)

◆ バラのアーチと鉄線花

◆ ?ワスレータ


庭園には色とりどりの花々が咲いていて目を楽しませてくれます。

     鉄線にけふは若(し)くものなき庭か  (高浜虚子)

鉄線花の近くに、はじめて見る変わった花が咲いていました。
花名を聞いてきたのですが、帰ったら「忘れーた」何方か教えてください。

◆ サクランボ実る眺望散策路

◆ サクランボ

◆ アゲハチョウ


石窯ガーデンテラスの反対側には、散策路があり見晴台からは衣張山の山並みが眺望できます。
散策路には美味しそうな「サクランボ」がたわわに実っていました。

     来てみれば夕の桜実となりぬ  (蕪村)

ツツジの花にはアゲハチョウが蜜を吸うのに夢中で、カメラが寄って行っても全く動じませんでした。

◆ 石楠花

◆ お見送り


つつじに良く似た花を咲かせる「石楠花」が満開でした。
石楠花はツツジ科ですが、カルミアも同じツツジ科でしたよね。
花の形からはちょっと想像できませんね。
散策路を下りる頃は何時も閉門ギリギリか、最後の一人です。
参道には長い昼寝から醒めた「ソックス」君がスッキリとした顔で見送ってくれました。
参道で寛いでいたもう一匹の猫君も、「もう帰るんか、叉来いや」 「えーと、ボク…?でしたっけ」
「何やねん、4,5人(?)の名前もよう覚えきらんとね」
「ごめんニャー、おじさん耄碌したバッテン顔と名前が一致せんとよ」(何処の言葉でしょうねぇ)
「ほうかぁ、気の毒になぁ。ほな気ぃ付けて帰りや」 「へえ、オオキニ!」
金沢街道へ出た所で丁度「空車」が。 「デージ疲れたー!」