鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第472号(2009年5月4日)

◇ 花の香りに誘われて 安養院 (あんよういん) の躑躅

  

        
            前号からの続きです。
            大町にある鎌倉一の躑躅の名所 「安養院 (あんよういん) 」 へ行ってみました。
                           正式寺名 祇園山安養院長楽寺
            山門前は満開の躑躅が咲き誇り、華やかな雰囲気に包まれていました。
            ※ 以下の写真は5月4日撮影したものです。

◇ 間に合いました!満開の躑躅…

   【県道沿いに咲く躑躅】

   【山門前に咲く躑躅】

        
        県道鎌倉葉山線を名越の切通し方面に進むと、左側に小山のように咲く躑躅が見えて来ます。
        道路沿いの躑躅は一部枯れかかっている株もありましたが、一番手前辺りの株はまだ楽しめそ
        うでしたね。
        山門前の躑躅も満開。 終ってしまったのではと心配でしたが、何とか見頃に間に合いましたね。
        山門前は記念撮影する人たちで賑わっていました。

   【山門前に咲く躑躅】

        
           此処の躑躅は 「大紫 (おおむらさき)」 という躑躅の中では一番花が大きい種のようです。
           記念撮影している人と比較しても、見事なボリューム感がお分かり頂けると思います。 

◇ 境内を彩る満開の躑躅…

   【境内に咲く躑躅】

   【  〃  】

                        
                       庭先の山がかりたるつゝじかな  (高浜年尾)

             山門を潜って境内に入ると、本堂前の庭も躑躅の花で埋め尽くされていました。
        

   【山門前に咲く躑躅】

                        
                        宝篋印塔歳月ここに躑躅燃ゆ  (淀川いわを)

        本堂裏には法名が安養院の寺名ともなった 「北条政子」 や 「尊観上人」 の供養塔がありますが、
        周りは躑躅の花で囲まれていました。。
        尊観上人の供養塔は、鎌倉では最古の石造宝篋印塔 (ほうきょういんとう) と云われています。
        1300年代の作で国重要文化財にもなっていますね。

        

   【本堂前に咲く躑躅】

   【躑躅に囲まれる宝篋印塔】