鎌倉好き集まれ!山田海人さんの鎌倉リポート・第43号(2005年9月4日)

打ち上げ貝など

鎌倉の浜辺にもハマグリが?

 鎌倉の浜辺ではいろいろな貝殻が打ち上げられ
ています。

 すでに相模湾では絶滅したとされるハマグリでは
ないでしょうか?  数年前から時折砂浜を掘って
いると濃褐色のハマグリが採れるようになりました。
 専門家は相模湾にはすでにハマグリが絶滅したと
云っています。 でもどうみてもハマグリのような
のですが??
 色鮮やかなクチベニガイが落ちていました。
サクラガイと同様、鎌倉のクチベニガイのファン
もいます。 でもこれだけ色鮮やかなものはなか
なか拾えません。 殻が厚く丈夫な貝殻です。

色鮮やかなクチベニガイ

この貝は淡水産のタニシです。

 海岸に落ちているといっても海の貝だけでは
ありません。これは淡水産のタニシです。
 ですがこれだけ透明で薄いタニシの貝殻はな
かなか拾えません。 ひょっとすると砂泥に埋
まっていて褐色の表面が溶けてしまったのかも
知れません。
 鎌倉の海岸にはイルカの骨がよく落ちています。
昔、海岸で家畜やイルカなどが処理されていたよう
ですから、当時の骨かも知れません。

これはイルカの骨のようです。

モクズガニのメスです。

 鎌倉の湾内には滑川から降りてきたモクズガニ
のオス、メスがはいかいしていて産卵しています。

 毛むくじゃらのハサミが無くて判りにくいので
すがモクズガニのメスです。 海で産まれたモクズガニ
は幼ガニまでは海にいて、滑川などにのぼって川で
成長し、大人になって産卵は海へ降りてくるのです。
鮎やウナギと同じですね。