鎌倉好き集まれ!山田海人さんの鎌倉リポート・第72号(2005年12月12日)

鎌倉の風紋

 土曜の浜辺には強い南の風が吹いていました。

 風速10m/秒を越えると砂が飛びます。この

 強い風にも楽しみがあります。それはこの風紋
 
 です。正式にはウインドリップルとか漣痕(

 れんこん)とか呼ばれるものです。
 風が描いた模様も場所や地形で微妙に

 変化しています。 この画像では左から

 右へ強い風が吹いています。

 この風紋の波の高さを波高、波と波の間

 を波長といいます。
 風がその波の間の砂を運んで波に載せています

 波の部分に載った砂は重たいものがその場に

 残り、軽いものはもっと遠くへ移動して

 行きます。模様を描きながら
 この状態の砂浜は動いているようです。

 風の強弱でつぎつぎ模様が変わっているのです。

 そして砂の大きさや風の向きでも変化している

 ようです。
 これから冬の強い風が吹き始めます。

 南の強い風の時に、貴方も風が描いた砂紋を

 見に行ってみませんか?