鎌倉好き集まれ!KIさんの鎌倉リポート・第53号(2007年7月4日)

【Review】若夏の湘南海岸歩き旅を終えて

地図Ⅰ.今回の湘南海岸歩き旅若夏編で歩いてレポートした範囲

今回,2日に分けて,相模川河口(平塚市)~江ノ島(藤沢市),及び,材木座海岸(鎌倉市)~一色海岸(葉山町)を歩き,そしてレポートしました。

左の地図Ⅰが,今回歩いたエリアを図示したものです。

桃色のラインがレポートNo.51で紹介した第1回で歩いた範囲で,水色がNo.52の第2回で歩いた範囲です。

距離にして合計約20キロメートルといったところでしょうか。



両日ともそこそこ晴天に恵まれた歩き旅でした。

平塚の砂丘から,2回にわたる歩き旅は始まりました。

同じ湘南でも,1回目は西,2回目は東ということで歩き比べた感想を一口でいうと,

平塚~藤沢沿岸はひたすらまっすぐな地形と平坦な砂浜

それに対して

逗子~葉山沿岸はやはり砂浜だけど地形がデコボコ入り組んで曲がりくねった感じ

といったところでしょうか。ついでに鎌倉沿岸

それはそれでどちらも自分にとっては面白かったわけですが・・・

日の出を迎えた平塚市,袖が浜海岸の砂丘にて(早朝5時ごろ)

地図Ⅱ.昨秋およびこの6月に踏破した合計範囲

ところで,昨年10月にも湘南海岸歩き旅と称して,鎌倉沿岸を2度に分けて歩ききりました(レポートNo.22 & 24)。

ここで鎌倉の海岸についての一口感想を先程の2件に付け加えると,

平坦じゃないけれどデコボコでもなし。江ノ島と江ノ電が間近に控え,やっぱり現代湘南の目玉的存在!

この昨秋の歩き旅で歩いたエリアを,先の地図Ⅰに加えると地図Ⅱのようになります。これが,今までに自分が徒歩と写真レポートで踏破しきった範囲ということになるわけです。

とりあえず歩ききった沿岸地域を西から順番に書き連ねれば,

 平塚市の一部(袖が浜,相模川東岸)
 茅ヶ崎市全域(柳島海岸~浜須賀海岸)
 藤沢市全域(辻堂海岸~片瀬江ノ島)
 鎌倉市全域(腰越海岸~材木座海岸)
 逗子市全域(飯島岬~逗子海岸・切通し)
 葉山町北半分(鐙摺海岸~一色海岸)
 
という感じになりますね。
合計,約30キロメートルといったところでしょうか。湘南と呼ばれる海岸エリアの大部分を歩ききったのだという達成感は確かにあります。

といっても,よくよく考えてみれば何でもないこと。

参考までに他の実例を紹介すると,早朝に大磯町をスタートして延々と歩きつづけ,夜遅くに三浦市の城ヶ島にゴールインして丸1日で相模湾沿岸の大部分を完歩した方もいるそうです。
 鎌倉の鶴岡八幡宮に初詣した後,そのまま歩いて江ノ島まで初日の出を見にいく人だって毎年たくさんいるわけですし。





鎌倉市,材木座海岸の休日風景

要するに,4回に分けてたかだか30キロほどを歩くことくらいは暇さえあれば誰だって出来ることなわけです。

それでも,この大したことない30キロを歩いて,否,30キロを楽しんで旅した経験は不思議と自分の中のよい記念になっていたりするわけですね(笑)。

風景をパシャッったりその土地の風物を味わったりしながらってのは結構楽しいものだと思います,個人的には。

湘南海岸歩き旅は,楽しんだ上にそこそこの達成感(といっても自己満足ですが)を得るのに手ごろなのかもしれないですね。


逗子マリーナでは真っ赤なマルバデイゴが満開(6月下旬)

地図Ⅲ.2007年6月30日時点での未踏破範囲

しかし,当初の計画を完遂したわけではありません。

レポートNo.50で,西は大磯町と平塚市の沿岸境界から東は葉山町と横須賀市の境界までを歩ききると計画していたので,地図Ⅲに示すように平塚市沿岸の大部分と葉山町沿岸の南半分はまだ未踏破のままなのです。


このエリアは,いわゆる湘南海岸エリアのそれぞれ西湘や東湘と境界を接していると思われる地域なので,江ノ電沿線の海に比べるとどう変化しているのか,湘南の境界がどうなっているのかを知る上で興味深いエリアなのです。

昨年10月と,この6月の合計4日に分けて平塚から葉山まで歩いて,上で挙げたように湘南の海岸は大きく3つの表情があるのかなという印象を持ちました。

湘南海岸全域ならずもその大半を踏破したということでこのシリーズは一区切りしたいと思います。

湘南の西端と東端に残された未到達のエリアは,また梅雨明け以後の機会にでも挑戦ということで,実行できた暁にはまた何らかの形で報告したいと思います。

たそがれの葉山,森戸海岸にて(午後7時ごろ)