鎌倉好き集まれ!KIさんの鎌倉リポート・第85号(2008年4月20日)

つれづれなるままに鎌倉まつりの日のことなどを・・・

鶴岡八幡宮,流鏑馬の朝

4月20日,鎌倉祭りの最終日。

午前8時前,曇天の鶴岡八幡宮はいつになく活気付いていました。

普段なら土日でもこの時間帯の八幡宮は人影もまばらで静まり返っているのですが,この日は既に参拝客が少なからず訪れていました。
 中でも目を引くのは巨大なカメラを担いだ人たち。午後には,颯爽と走り抜ける騎馬武者を,自慢の大砲で見事射止めるのでしょう。早くも戦闘配置,じゃなくてベストポジションにスタンバイ。

カン,カン,カン,カン・・・

舞殿の脇に立ち,ふと本殿とは反対の方向に目をやりば,杭を打つ作業とともに流鏑馬の道が出来上がりつつありました。

ついこないだまで巨大な「朝鮮人参」か「逆さホウキ」のようだった大銀杏に小さな黄緑の若葉が生えそろっています。

参拝客だけでなく,境内のあちこちでもまつりの準備が行われており,普段とはまったく違った八幡宮の朝の風景が繰り広げられていました。


 

鎌倉DE休日出勤,そしてお昼

御成町の喫茶店で,朝食兼デスクワークに午前中一杯を費やして,再び外へ。

ふぅー,やっと終わった・・・

週末は決まって混雑の小町通りはこの日ばかりはさらなる賑わいぶり。

昼食をとった後は,八幡宮の方向へと吸い寄せられていく人の流れに逆らって鎌倉駅へ。


え!?流鏑馬神事は~!?

・・・いえ,自分は見に行きません

代わりに向かったところは衣笠駅。

鶴岡八幡宮で流鏑馬が始まる13時,実は衣笠で鎌倉武士の武者行列があるのです。

やしが,そっちのほうが楽やっさぁ~

衣笠DE鎌倉まつり ~「三浦武者行列」~

13時,古都鎌倉から南に遠く離れて衣笠十字路。

まつりのパレードの一環で,武者行列が行われるのです。地元消防団のブラスバンドに続いて,甲冑姿のオジサンたちが続きます。

エイ・ エイ・ お~・・・ 

中世の三浦一族に扮したオジサンたち。勝鬨はともかく着ている甲冑は結構,本格的な感じでした。

三浦義明,長井義季,和田義盛・・・

鎌倉幕府の建設に貢献した名だたる武将たちが続々とご登場。特に和田義盛は,江ノ電の駅名にもなっている「和田塚」ゆかりの方。源頼朝とともに鎌倉の観光雑誌にも必ず名前が出てくる人ですね。

衣笠町もそうですが,三浦半島にはあちこちに鎌倉幕府や源頼朝ゆかりの場所や史跡が点在していて,鎌倉という場所がこれら周辺の地域とのかかわりの中で形成されてきたことを実感させてくれます。

ちなみにこの日の和田義盛さん,いたく創健美茶をご愛飲でした。


再び鎌倉へ

夕方17時,JR線で再び鎌倉駅へ。

今日は朝からずっと曇天だったのが夕刻になって日輪が強烈にあたりを照りつけ始めました。

これぞ瑞兆!

駅前東口広場からを見渡すと,そう言いたくなるような見事な彩雲が鎌倉駅舎塔の真上に差し掛かっていました。

段葛を歩いて,まつりが終わって久しい鶴岡八幡宮へ行くと,まつりの名残は跡形もなく片付けられていました。

んー・・・何が瑞兆だったんだろ・・・

夜のライトアップ

再び鎌倉駅前に戻って,あたりが暗くなるころ江ノ電で由比ヶ浜駅へ。

向かう先は鎌倉文学館。

せっかくなのでライトアップを一目見ておこうというわけで,夜の文学館に向かいました。

で,感想は・・・

いやぁー,お見事

ホント幻想的でした。

メインを外した鎌倉旅

そして,午後7時を回るころ稲村ガ崎温泉に浸かって本日の締めくくりとなりました^^

つれづれなるままに鎌倉まつりの日に,鎌倉などを歩いた今日一日でした。

まつりの目玉であるはずの流鏑馬ですが,不思議とさほど見たいとは思いませんでした。

休日出勤がイヤで仕事を抱えて鎌倉に来たという以外は,特に目立って良かったということもなければ目だって悪いこともなかった,それなりに楽しい鎌倉の日帰り旅でした。

まつりが先か?鎌倉が先か?・・・

皆さんは,この鎌倉まつり,お楽しみになられましたか?