鎌倉好き集まれ!クニケンさんの鎌倉リポート・第17号(2003年3月12日)

浄妙寺の午後

スノーフレーク・すずらんすいせん

 浄明寺は私の好きなお寺の一つなんです。
 山門に向う参道の両脇には桜並木が続いて
 これから現れる浄明寺への期待を高めてくれます。
 何が良いって、本堂の屋根の稜線のカーブの美しさは最高です。
 この写真の花はすずらんすいせんと言うそうです。
 本堂に上がる手前に可憐に咲いていました。
 白い釣鐘の花びらに緑のドット模様がかわいいです。
 花言葉は『汚れなき心』『清純』だそうです。
 ピッタリの花言葉ですね!
 
 


浄明寺の本堂の手前に花塚があるんですがその横に
 この笑顔の地蔵さんが2体あります。
 この地蔵さんのそばには福寿草、ボケなどの花が
 季節ごとに咲くようになっています。

 笑顔のお地蔵さん

 浄明寺の喜泉庵




浄明寺の奥に喜泉庵という茶室があります。
前からここでお茶を一服と思っていましたが
 今回、初めて上がってみました。
 緋毛氈の上で待っていると作務衣を着た女性が
 お茶とお菓子を運んできてくださいます。
 枯山水のお庭を見ながら
 お茶を一服・・・風流を絵に描いたようです。
 
  喜泉庵からお庭を眺めていると
  どこからとも無く、透明感のある美しい音色が
  ここには水琴窟というものがありました。
  かめを伏せた上に水が流れ、地下に埋めてある
  かめの中に雫が落ちるとかめの中で反響して
  美しい音色を奏でるそうです
  茶道の流派でこの水琴窟をおく流派があるそうです
  お茶を運んでくださった方に教わりました。
  長く伸びた竹筒に耳をつけていると
  ひびく水の音が幻想的です。
 

美しい音色・・・水琴窟

浄妙寺の見晴台から望む

 
 喜泉庵を後にするときに
 私がカメラと三脚を抱えているのを見たからか
 この上のほうのガーデンテラスのさらに上に
 見晴台があってそこから冬枯れの山々、
 報国寺の本堂の屋根が綺麗に見えますよと
 声をかけてくださいました。
 早速行ってみると景色は良いし
 その見晴台の周りの草花がまたいろいろと植えてありました。
 そこでなんと”ふきのとう”が出ていました。
 本当に自然を満喫できる場所でした。