鎌倉好き集まれ!もくれんさんの鎌倉リポート・第16号(2003年3月1日)

朝夷奈切通しから果樹園へ・・・そして

朝夷奈切通しの入口

六浦線(環状4号)朝比奈バス停から入ってすぐに、この朝夷奈切通しの入口があります。ガイドブックなどにもバス停も朝比奈と出ています、が 看板には【朝夷奈】と書いてありました。発見でした。

国史跡 朝夷奈切通 (昭和44年6月5日指定)
 鎌倉幕府は、仁治元年(1240)六浦津との重要交通路として、路改修を議定、翌年4月から工事にかかりました。執権北条泰時自らが監督し、自分の乗馬に土石を運ばせて工事を急がせたといいます。
 当時の六浦は、塩の産地であり、安房・上総・下総等の関東地方をはじめ、海外(唐)からの物資集散の港でした。舟で運ばれた各地の物資は、この切通を越えて鎌倉に入り、六浦港の政治的・経済的価値は倍増しました。
 また、鎌倉防衛上必要な防禦施設として、路の左右に平場や接岸の跡とみられるものが残されています。
 鎌倉市境の南側には、熊野神社がありますが、これは鎌倉の艮(鬼門)の守りとして祀られたと伝えられています。
 鎌倉七口の中、最も高く険阻な路です。

十二所果樹園

朝夷奈切通しから登って5分くらいで、熊野神社の道しるべがあります。左に折れて歩いていくと熊野神社へ出ます。こんな山の中に立派な神社がひっそりと建っています。

熊野神社の奥宮の横の階段を登っていくとハイキングコースに出ます。そこを左に(この道は保安林のためのもののようです)適当に曲がりながら、途中金網を左にして歩いていくと、十二所果樹園に出ます。ここは栽培が目的(梅と栗)で観光の場所ではないので、樹の下には入らないように。収穫の季節になるとここで売り出されるようです。

杉の花粉をいっぱい付けた木々

果樹園を取り巻いているように杉などの森がありますが、みるとぽってりと沢山の花粉を付けた木々が春を待っていました。よ・・・

見ただけでクシャミが出そう・・・

青砥 玄関 と 青砥弁当のお品がき

鎌倉街道にでて(おばさん3人組)
 「青砥って知ってる?」と聞くと、「知ってる。京浜急行の駅でしょ」との返事が返ってきました。私はずっと前に一度行ったことがあったのですが、2人は行ったことがないというので、予約はしてなかったのですが、ダメモトで行ってみました。
空いていたので、入れました。

閑静なつくりの一般のお家のようなところで、地元の主婦20人が切り盛りするお店で有名。

炊き合わせ

メニューは 青砥弁当(2800円)だけ。 あと御幣もちと甘酒もあります。
お気楽主婦のお昼には少し贅沢ですが、「癒されたいね」って楽しみました。

なかでもこの「炊き合わせ」の
 【枅大根たらこ含め煮 きざみ柚子、菜の花、梅麩添え】
                 は美味しかったわ。
デザートのぜんざいも手作りでとっても良いお味でした。

良いお天気、美しい花、美味しいお料理で とっても癒される鎌倉の1日でした。