鎌倉好き集まれ!女将さんの鎌倉リポート・第13号(2006年4月8日)

長谷の花便り&花祭り 長谷寺

花に囲まれ「誕生会」

今日の誕生会の主役である「お釈迦様」が生まれたのは、約2500年ほど前の事。

釈迦族の王子としての何不自由ない生活を捨て、29歳で出家し35歳で菩提樹の下で悟りを開かれたそうです。

長谷寺では午前11時から「灌仏会(花祭り)」が執り行われました。

例年なら満開の桜の木の下で・・・となるところ、お誕生日祝いらしく今日は花吹雪♪

「花御堂」は、お釈迦様が咲き誇る無憂樹の花の下で産まれたという花園をかたどっているそうです。




お釈迦様に甘茶を注ぐというのは、お釈迦様が産まれた時、九頭の竜が天から香ばしい水を吐いて、お釈迦様に産湯を使わせたという言い伝えから・・・

「甘茶」はヤマアジサイの仲間の植物で、葉を発酵させ乾燥させると、やや苦いだけの葉っぱが、蔗糖の400倍もの甘味のあるお茶になるそうです。

でも今日いただいた長谷寺の「甘茶」はそれほど甘くはなく、さっぱりと頂きました♪


甘茶接待

木瓜

淡いピンク色と白色の混じった木瓜の花も今が見頃

そろそろ「木瓜」も「桜」も選手交代かな?





バトンタッチされたのはツツジ科の「石楠花」

花言葉は「荘厳、威厳」



これからは「ツツジ」の仲間達が街を染めてくれますね。

我が家近くの大通り

桜が綺麗で上ばかり見て歩いていたけれど、目がはらはらと散る桜の花びらを追いかけた先に、赤いツツジが咲き始めていました。

歩道脇に、ピンクや赤の細長い絨毯が敷き詰められるのももうすぐ♪