鎌倉好き集まれ!女将さんの鎌倉リポート・第24号(2006年7月7日)

七夕祭 鶴岡八幡宮

今日は「七夕」ですね。

生憎の空模様で残念ながら星空を見ることができませんが、
彦星と織り姫にとっては、一年に一度の逢瀬です。見られたくはないですよね。

七夕祭りは、中国の「乞巧奠(きこうでん)」という、女性が養蚕や針仕事を司る星とされる織女星に裁縫の上達を願って針や絹糸を供える星祭りが、奈良時代の日本に伝わり、宮中の儀式として始まったそうです。


今日は鶴岡八幡宮で午後5時から「七夕祭」の神事がありました。

毎年「舞殿」で執り行われますが、今年は改装中の為若宮での執行となり、神事の模様を見ることが出来ませんでした。

お宮の方による解説ですと、今日のお供えは季節の果物・野菜・五色の絹糸・五色の反物そして、芸能の上達を願い琴と琵琶だそうです。

その他手桶に水を張り梶の葉を浮かべた物

これは水面に彦星と織り姫の二つの星を映し眺めたという古事による物
風流ですね。



7月1日~9日まで
願い事を書いた梶の葉を模った色紙と短冊型の絵馬を、色鮮やかな五色の紐に結んで吊すと神前に奉納してくれるそうです。

ちょっと大人の「七夕飾り」ですね。


本殿には飾りや短冊を吊した大きな笹竹が飾られていました。

本来宮中行事だった「七夕祭り」が江戸時代には民間にも広まり、笹竹に裁縫や書道の上達を祈って短冊を飾る風習が、今の時代にも受け継がれているのです。

ふふ 短冊に何故か「水着」と書かれています♪