鎌倉好き集まれ!poko fukuokaさんの鎌倉リポート・第81号(2009年9月1日)

続滑川の絵はがき

 1月に 72「滑川の古絵はがき」を発表してから、インターネットのオークションを見ていると、「鎌倉滑川」の絵はがきが時々 出てくるのです。
その中の何枚かを落札しましたので、皆さんも見てください。
まず 少年が中央に立っている絵はがき、これは前に取り上げたのと同じ「東勝寺橋」だと思います。
 橋の写っていない絵はがきも有りました。
まだ橋が造られていないのか、洪水で流されたか分かりませんが周りの雰囲気は「東勝寺橋」のあたりだと思います。

カシミール使用

 こちらの絵はがきの後ろの方に山並みが写っていいる、これひょっとして源氏山ではないのか、現代では家が建て込んで見えませんが、試しに地形図から風景を作り出す、フリーソフト カシミールで東勝寺橋から西側の風景を描きだしたら、山並みが同じような感じになるのにビックリ。
 
 これも「滑川」となっているのですが、いままでの「東勝寺橋」付近の写真と橋の形、周りの雰囲気 水量などが違うように見えます、あくまでも私の想像ですが、青砥藤綱の屋敷が有った場所の近くの、青砥橋ではないでしょうか。

青砥橋 9月1日撮影

 撮影された時期なのですが、今回 取り上げた絵はがきは、左側ような形で全部 通信文を書く部分が全体の1/3になっている、このタイプの絵はがきは、明治40年(1907)から大正7年(1918)なので撮影された時期も この頃でしょう。