鎌倉好き集まれ!ロビン・レインボーさんの鎌倉リポート・第26号(2010年5月16日)

鎌倉文学館のバラ

 鎌倉文学館は、旧前田侯爵の別荘で、三島由紀夫の「春の雪」の舞台にもなった豪華な邸宅です。江ノ電の由比ヶ浜駅から歩いて5,6分の高台にあり、石組みのトンネルを抜けると壮麗な姿を現します。今日から、「バラまつり2010」が開催されていますが、186種のバラが来客を迎えてくれます。

 例年より開花が遅いようですが、それでも半分ほどのバラは見事な「薔薇の名前」を示してくれます。写真の黄色いバラは「荒城の月」です。真っ赤な「カーディナル」や薄紫の「ブルームーン」など、「薔薇の名前」から名付けられた動機を想像してしまいます。バラの香りに包まれて、幸福な気分です。