鎌倉好き集まれ!ロビン・レインボーさんの鎌倉リポート・第35号(2010年8月29日)

光則寺にて

 江ノ電の長谷駅で下車して、海岸と逆方向へ進むと、程なく長谷寺の交差点に達します。左手に曲がると、観光客で賑わう長谷寺に到達しますが、もう一本先の道を入ると、突き当たりに光則寺があります。山門のところにある賽銭箱に拝観料100円を入れて、「四季の光則寺 山野草と茶花マップ」を一枚取ります。静謐な境内には、多くの樹木や山野草が佇んでいるのです。

 夏の終わりは、花が少なく、蓮の花も終わりで、風変わりな形状の花托がこちらを向いているだけです。日向は暑いので、本堂の日陰に入って涼みます。それから、本堂の裏手に廻ると、日陰の緑を背景にコントラストの強烈な白い花が眼に飛び込んできました。近づいて、花の形状を眺めると、紛れもなく百日紅の花です。よく見かけるのは、赤とピンクの花ですが、白い百日紅の花もあるのです。

 山門からバス通りに向かう住宅地の道には、赤い百日紅の花とピンクの百日紅の花が咲いていました。