鎌倉好き集まれ!ロビン・レインボーさんの鎌倉リポート・第40号(2010年10月11日)

初めての浄光明寺で

 海蔵寺を訪ねた後で、浄光明寺を探索します。横須賀線沿いに歩いてから、住宅地の奥まったところに、浄光明寺の参道を見つけました。客殿の脇を進むと石段があり、そこを登ると受付があります。住職が寺の由緒と文化財について説明をして下さいます。

 収蔵庫に収められた木造寄木細工の阿弥陀如来の衣装には、「土紋」という装飾技法が採用されています。これは、粘土を型で押して模様を作り、これを仏像に貼り付けるという技法だそうです。また、後世に銅製の冠を阿弥陀如来の頭部に被せたということです。

 阿弥陀堂の前には、イヌマキとビャクシンの大木が聳えています。鎌倉駅から歩いて15分ほどのところにある由緒あるお寺を初めて参拝して、鎌倉は奥が深いと感心しました。