鎌倉好き集まれ!ロビン・レインボーさんの鎌倉リポート・第43号(2010年11月7日)

サムエル・コッキング苑でキャンドルを

 江ノ島の稚児ヶ淵で、岩場の散策をしてから、サムエル・コッキング苑を訪ねます。まだ、日は落ちていませんが、敷地中に夥しいキャンドルが置いてあって、一つずつ点灯されていきます。展望台で落日とシルエットになった富士山を眺望します。線状の雲は、オレンジ色に染まって、崇高な雰囲気がします。

 落日の後に、展望台を降りてくると、苑内にはキャンドルの点描が闇をキャンバスにして描かれています。カメラの撮影モードをシャッター優先モードにして、真っ暗な中でキャンドルの明かりを捉えます。キャンドルの灯りは、どこか祈りを伝えるための情景に感じられます。余計なものは見えなくていいのです。