鎌倉好き集まれ!つなさんの鎌倉リポート・第14号(2007年12月6日)

松本清張 『点と線』

ドラマでよく使われます。

今回は松本清張の『点と線』です。

先日、民放のドラマでも放送されたこの作品。
その中で、某寺院の門前とともに、
極楽寺駅が撮影で使われていましたが、

原作でも安田の妻、亮子は極楽寺周辺で療養しています。
ただ、安田の自宅がドラマでは鎌倉のようでしたが
小説では別居して鎌倉で病気療養という設定になっています。


そこで今日は極楽寺を訪ねることにしました。
こちらは江ノ電唯一のトンネル。
この作品は当時の電車が重要なカギとなります。

安田は料亭の女中たちと東京駅の13番線ホームで
横須賀線を待っているときに
向かいの15番線ホームに停まる福岡へ向かう特急に乗る
男女を見かけるところから物語はすすみます。

しかし、現在では東京駅の横須賀線ホームは
地下に移動してしまい、
この話も実証できなくなっています。

風情ある極楽寺トンネル。

極楽寺切通しも冬模様。

極楽寺一帯は鎌倉の中でも気候が暖かいのか
あまり綺麗な紅葉になっているところが少なく、
冬っぽい風景になっていました。
そこで何かこの時期らしいものを探していたら
ようやく成就院で見つけました。

センリョウとマンリョウと不動明王。