鎌倉好き集まれ!つなさんの鎌倉リポート・第9号(2006年8月5日)

連城三紀彦 『花衣の客』

また妙本寺にきました。

今回は連城三紀彦さんの『花衣の客』を選びました。

帝国大学の講師だった飯倉は、
妙本寺裏手に住む弥衣と恋仲になってしまいます。
飯倉の妻、郁代はその関係を知るのですが、
口出しをすることもなく、二人の関係は更に続いていきます。
そして、いつの日からか郁代から月に一度、
その季節の花柄の着物が届くようになるのですが、
弥衣に似合わぬような派手な色合いのものばかり届くようになり、
次第に女の愛憎がみえてきて・・・。

という短篇作品です。

そこで弥衣の住む家に近い妙本寺へ行ってみましょう。
妙本寺は、駅に近いわりにとても静寂さを感じるお寺です。

山門の下などで参拝客も座って休んだり、
絵を描いたりしています。

そんなことですから、
きっとネコにとってもいい環境なんでしょうね。


この作品は、季節の花柄の着物が贈られてくる作品。
今の季節は何のお花が咲いているんでしょう。

退屈なんだか。眠いんだか。ネコは大あくび。

美しいノウゼンカズラですが、写真はド下手です。

あぁ、境内にはノウゼンカズラが咲いています。
ひときわ美しい色ですね。

ちなみにノウゼンカズラの花言葉は『女性らしい』だそうです。

そんな柄の着物を同性の女性から
贈られてきたら、どうなんでしょう。

誉め言葉になるんでしょうか。

より嫉妬心が強く感じられるのでしょうか。
もうすぐぼんぼり祭りや花火大会と催し事が目白押し。

ゆっくり花を愛でるのは秋までとっておこうと思っています。

周りがモノトーンのように感じられます。