鎌倉好き集まれ!わびすけ☆さんの鎌倉リポート・第48号(2006年5月5日)

菖蒲祭、舞楽を堪能!

菖蒲(5月5日)

◆菖蒲祭り

今日(5月5日)は、端午の節句。
鎌倉/鶴岡八幡宮境内では、菖蒲祭が執り行われました。

「吾妻鏡」にも書かれている恒例の神事です。
菖蒲は、葉が細く強い香りあり。
古くから邪気を払うものと言われ、端午の節句に葉を軒に差したり、お風呂に入れたりされていますね。

また、「菖蒲」を「勝負」にかけて強い子に育つよう願ったとか。




◆雅楽の演奏

今年は、舞殿が工事中のため、室内で執り行われました。
(室内写真撮影の技術不足で、ちょっとピンボケですいません)

舞楽の伴奏の楽器は、鞨鼓(かっこ)、太鼓、鉦鼓(しょうこ)、笙、篳篥(ひちりき)、龍笛などです。

今年奉納された舞楽の演目は次の通り。
振鉾(えんぶ)、桃李花(とうりか)、敷手、長慶子

一部ですが紹介しますね。

雅楽(5月5日)

舞楽 振鉾(5月5日)

◆舞楽 振鉾(えんぶ)

周の武王が、殷の紂王を討って天下を平定した事に関する舞いのようです。

その一節。
◆舞楽 振鉾(えんぶ)

その二節。

舞楽 振鉾(5月5日)

舞楽 敷手(5月5日)

◆舞楽 敷手(して)

敷手は、四人舞いで、元服の時に舞ったものだそうです。

写真は、その時の室内会場の雰囲気。
今日は、老人会の方々が招待されていました。

鎌倉は、この季節、春の花満載で絶好の行楽日和ですが、
やはり、伝統あるイベントに触れるのも楽しみの一つです。
今日は、”和の文化”に堪能した一日でした。

-おしまい-