これは去年撮った鎌倉の連売で、いろいろ買い込んで重い荷物をもってたせいなのか、この写真の約一時間後には事故にあって、左手の骨を砕いてしまった。いまでも時々は痛むし、握力はギターでいうところのFのコードが濁るくらい。おかげ様でとくに日常生活に困ることはないが、不要不急な「再手術」については、コロナとかいろいろあって、どうなることか詳細不明。
その日は大町の八雲神社で湯立てのお祓いを受けたばかりだったから、さいわい頭をアスファルトに打ちつける寸前、とっさに左手を犠牲にしたほかは打撲や摺り傷程度で済んだのだけれど、家族は「縁起でもない」といって、もらってきた「ひもろぎ」の幣を捨ててしまった。そのくせ連売で買った甘酒とか、神楽でまかれた飴とか蜜柑とかはちゃっかり食べたらしい。まあ、なにかのせいにしても詮のないこと。予期しないできごとなんて、きっと誰にでもやってくる。よいことも、悪いことも。
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