鎌倉好き集まれ!JUNEさんの鎌倉リポート・第189号(2007年6月17日)

SEN-NIN-RIKI

 
 
 
 
     
     梅雨の晴れ間の 覚園寺
 
     この日、12時(正午)のガイドツアー参加者は、
     Aさん(男性)、Bさん(女性)、そして 私 の3名。
     偶然にも、お連れのいない方ばかり。
 寺僧:
     「さて、皆さんの足元に落ちている葉を 拾ってみてください」
    
                 ワサワサワサ...
 寺僧:
     「梛の葉です。よくご覧ください、何か気がつきませんか?」
 Aさん:
     「中心の葉脈がないですね」
 寺僧:
     「そうなんです。では、こうして葉を両手で持って、
                      左右に引っ張ってみてください」

 ビリッ
 私:(あっ、切れた。。。)
 
 
 
 
 
 寺僧:
     「なかなか 切れないでしょう? 平行脈で革質なので、
                                強度があります」
 私:
     「あのぅ、私の、、、ちぎれちゃったんですけど。。。」
 
 Bさん:
     「アナタのそれ、枯れ葉だったでしょ。
               こっちの青い葉でもう一度やってごらんなさい」
 
 ビリッ
 私:(そ、そんな~っ)
 
 寺僧:
     「センニンリキ,ベンケイナカセ といった別名もあります」
 
 
 
 
 寺僧:
     「神社では神木として用いられるほか、
          夫婦円満、縁結びのご利益があるとされます」
 
 私:  (始めに言ってくださいっ、そんな大切なこと!!)
 
 寺僧:
     「これから結婚される方、もしくは復縁を望まれる方、
              どうぞ持ち帰って お守りにしてください」
 
 Bさん:
     「私、もう1枚拾ってきます!」
  
 Aさん:
     「うちはもう手遅れですな、ワッハッハ」
 
 
 
  
 
 
 
  「実はね、こうして指の角度を少し変えると...
                     ほらね、簡単に切れちゃう」
 
 
   ツアー後半 山門へ向かう道すがら、
   こっそり教えてくださった お坊さん。
 
   
   どうもありがとうございました~♪