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当館の由来

当館のシンボルである洋館部分は大正13(1924年)富士製紙社長の村田一郎邸として建てられ、戦後に増改築して旅館の姿を整え今にいたっています。

特徴としては2室からなる大きな洋館部が独立した洋館のような印象を与えています。また、出窓(ベイ・ウインドウ)の多さと急勾配の切妻屋根と円弧形の出窓の上の丸い屋根が道行く人々のアイスポットとして親しまれています。

平成4年(1992年)8月には鎌倉市の景観重要建築物第7号の指定を受けております。旧ソビエトの世界的ピアニスト、スビャトフラフ・リヒテル氏が日本公演の折、当館にヤマハピアノを運んで長期にわたり滞在した事もありました。

【指定番号】鎌倉市指定洋風建築物第7号
【指定年月日】平成4年8月1日
【構造規模】木造2階建
【延べ面積】136.92平方メートル
【外  壁】モルタル塗り掻落し仕上げ大壁・一部タイル張り
【屋  根】コロニアル葺き切妻、一部版及び鉄板一文字葺き

〈他の主な指定建築物〉
・鎌倉文学館(第1号)・寸松堂(第4号)
・日本基督教団鎌倉教会堂(第5号)・鎌倉聖ミカエル教会聖堂(第11号)
・鎌倉市長谷子ども会館(第12号)・旧安保小児科医院(第16号)