「わらび粉」はわらびの根から採取した澱粉ですが、生産されるまでにたいへんな時間と労力をようするため国内での生産量は非常に少なく、とても高価なものとなっています。
まず、一年目の二月にわらび畑を焼き、二年目の十一月から翌年一月にかけて、若芽が出る前に根を収穫します。こうして収穫された根の中に含まれている澱粉はわずか四~六%です。この貴重な澱粉を抽出するため、根に付着している泥等の不純物を洗い流し、沈殿・分離という作業を幾度も繰り返します。さらに、抽出された純粋な澱粉を脱水し、網バットに並べて自然乾燥すること約五十日間、収穫からおよそ三ヶ月かけて、やっと「わらび粉」が出来上がります。
このような工程を経てつくられた「わらび粉」は、非常に希少価値の高いものといえます。
「こ寿々のわらび餅」は、独特の弾力ととろけるような食感を充分味わって頂けます。
ほど良く冷やしたわらび餅にお好みの量の黒蜜ときな粉をかけてお召し上がり下さい。
本わらび粉特有の粘着性のため取り分けにくいことがございます。その場合、少量の冷水をわらび餅にかけてからヘラ等で切り直していただけると幸いです。