専蓮社昌誉能公を開山として、時の執権北条時頼の夫人が建てたと伝えられる延命寺。双六の勝負で旗色の悪かった夫人を救ったといわれる「身代わり地蔵」が有名で現在でも鎌倉二十四地藏の第23番として信仰をあつめています。本堂には右に弥陀三尊・両大師、中央に御本尊である阿弥陀如来坐像と聖観世音菩薩立像、左に身代り地蔵尊があります。
住所 | 材木座1-1-3 |
---|---|
交通アクセス | 鎌倉駅東口から徒歩7分(現在地からのルートを表示 ) |
TEL | 0467-22-5464 |
拝観時間 | |
拝観料 | 志納 |
延命寺は鎌倉駅よりほど近いところにある浄土宗のお寺で、
鎌倉三十三観音第11番札所と鎌倉二十四地蔵第23番札所です。
開山は浄土宗の高僧・専蓮社昌誉能公上人で、鎌倉幕府第5代執権である北条時頼夫人が建立しました。
北条時頼には正室・側室・継室がいますが、「夫人」が誰にあたるのかはわかっていません。
運慶作と伝わる「地蔵菩薩像」は別名「身代わり地蔵」と呼ばれ、本尊の木造阿弥陀如来像は円応寺の閻魔王像の余った木材で作られたことから「木あまりの像」や、予定より早く完成したことから「日あまりの像」と呼ばれています。
この「身代わり地蔵」には逸話があります。
あるとき時頼夫妻が双六遊びをしていて負けそうになった夫人が困り、お地蔵さまに念じたところ、双六盤の上にお地蔵さまが現れて夫人の窮地を救ったというお話です。
夫人は感謝のしるしに地蔵像を造らせて、篤い信仰を捧げたそうです。
そういった逸話からこの地蔵像は、双六盤の上に置かれています。
昔、お寺に住みついていた狸がお酒好きな和尚のために町へお酒を買いにでかけたりして、みんなに可愛がられていた。
その狸が死んだとき、村人たちが碑を建てて供養した。その碑が本堂裏墓地にある「古狸塚」であるとされている。