鎌倉好き集まれ!eggmanさんの鎌倉リポート・第52号(2006年4月22日)

江ノ島とお岩屋

江ノ島に入って、辺津の宮-中津宮-奥津宮 と回り
島を裏まで抜けると外洋に面した岩場に出ます。
稚児ヶ淵といいます。
お岩屋はそこにあります。

あいまいな記憶では、昭和 45 年頃にお岩屋が崩落し死傷者が出ました。
一度再開してまたすぐに崩落したのでその後しばらく閉鎖されていた、という記憶があります。

平成5年頃に再開され、私は行ったのが今回で二回目でした。

稚児ヶ淵

新旧の入り口

この写真の右に見える整備された遊歩道が現在の道です。

左のコンクリの階段は、閉鎖まで使われていた道です。
当時は、丸太で足場が組まれてました。
ぎしぎしと音がし、板のすきまから下が見えるような
質素な作りでしたが、
現状よりはるかにいい雰囲気でした。

現在の入り口(写真右の屋根)は再開発に当たって、崖をくりぬいたようです。
内部も当時の姿からかなり変わっていて、
前はどうだったのかを思い出すこともあまりできません。

修行の場から整備された観光の場に変わった、と感じました。
・・・かつての様子は色々なウェブサイトで古写真が見られます。
お岩屋のなかから外を見られるところがあります。
ここは当時と同じような気もします。

今、辺津の宮にまつられている弁天さんは
当時は、お岩屋の奥にまつられていたと思います。

今、整備されて、石仏などが並べられていますが
江戸時代のものと見受けました。
当時は記憶にありませんが真っ暗な中にばらばらにまつられていたのでしょう。

今は二つの洞窟からなっていますが、当時は一つだったような気がします。
今日は、行きは船で弁天橋の袂から稚児ヶ淵まで行き、
帰りは島を歩いて戻る、というようにしました。

ヨットハーバー、湘南港とも言います。
オリンピック(東京オリンピック、昭和 39)の時にできました。

この港のために海流が変わり、片瀬から江ノ島につながる砂州の砂が減った、
と聞いたことがあるような気がします。

対岸、左から腰越~稲村ヶ崎まで見えます。

湘南港

富士山も

島の入り口(銅の鳥居のそば、弁天橋の島側の袂)から
富士山が見えました。
朝はもっとはっきりしていましたが、午後から段々と霞んできました。