鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第1196号(2013年8月26日)
◇ 江の島灯籠 2013 ①
江の島島内で8月1日~9月1日まで開催されている「江の島灯籠2013」に行ってみました。
島内各所には1,000基の燈籠に明かりが灯され、幻想的な空間に包まれていました。
※ 以下の写真は8月26日撮影したものです。
サムエルコッキング苑内には今年は江の島誕生の伝説 「天女と五頭龍」 を描いた
大きな灯籠も登場していました。 江島神社境内もライトアップされています。
昔々、鎌倉の深沢の沼に、体が一つで頭が五つある、恐ろしい龍が棲んでいました。
この五頭龍は様々な災いを周辺の村にもたらし、長きにわたり人々を苦しめていました。
龍の人喰いを恐れた村人達は、毎年、泣く泣く幼子を人身御供に差し出すようになったのです。
ところが、欽明天皇13年 (西暦552年) 天地を轟かす地鳴りがおこり、海底から島がわき起こり
ました。 これが江の島でした。
天からは美しい天女が現れ、江の島へと舞い降りました。 五頭龍は美しい天女に、結婚を
申し込みました。 しかしこれまでの悪行の数々を指摘され、断られてしまいます。
五頭龍はこれまでの行いを悔い、改心を誓います。 天女はその言葉を信じ、夫婦となった
のです。
それからというもの五頭龍は、日々、村人達に尽くしました。 しかしその度に、体は衰えて
いったのでした。 「私の命もやがておわるでしょう。 これからは山となって、この地をお守
りしたい」 これが江の島の対岸にある龍口山です。
山の中腹には龍の形をした岩があり、天女を慕うようにいつまでも江の島を見守っているの
だそうです。 「江島神社縁起(えのしまじんじゃえんぎ)」
ブルーやピンク・イエローと変化するシーキャンドルのライトアップも楽しめます。
夕焼け富士は見られませんでしたが、展望灯台からの夜景は素晴らしかったですよ。
つづく