鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第323号(2008年10月17日)

◆ 鎌倉文学館〰稲村ガ崎夕景

   【バラ園からの眺め】

   【 招 鶴 洞 】

   【石畳のアプローチ】

      前号では鎌倉文学館バラ園で色鮮やかに咲くバラの花々を観賞した後、稲村ガ崎の夕景を撮るまで
      少し間があったので、長谷の路地裏を散策してみました。

      ※ 以下の写真は10月17日撮影したものです。

◆ 凌霄花に秋の通ふか風見ゆる (恒丸)

   【 紅 李 】

   【凌霄花・ピンク】

       鎌倉文学館から出て路地裏に入った直ぐの所に、珍しい花が咲いていました。
         紅李(ベニスモモ) 別名 赤葉桜  バラ科
       見た時は冬桜だとばかり思っていましたが、葉の色が赤紫色をしていました。
       掃き掃除をされていた奥様にお伺いしたところ、今年は3月頃に咲いて秋にまた咲いたとのことでした。
       青空の下で可愛いピンク色の花がいっぱい咲いていました。
       そして紅李の木に絡みつくようにしてピンク色の凌霄花が咲いていました。 
       桃花種で秋咲きだそうです。

◆ かまつかの八尺のあけの燃ゆる時…

   【 雁 来 紅 】

   【長谷子ども会館】

                 かまつかの八尺のあけの燃ゆる時庭の夕はいや大なり  (長塚 節)     
          
                   かまつか=雁来紅    雁来紅(ハゲイトウ)  別名  葉鶏頭

         路地を暫く歩いて行くとシャレた洋館が目に飛び込んできます。
         長谷子ども会館(旧諸戸邸)です。 館内は非公開です。
         明治41年(1908)に建てられたギリシャ建築様式の洋館で、鎌倉三大洋館の一つ。
         長谷子ども会館は第三番目だそうです。
         因みに第一番目は先程の鎌倉文学館本館、第二番目は浄明寺に在る旧華頂宮邸(きゅうか
         ちょうのみやてい)だそうです。

       

   【   】

   【甘縄神明宮】

      長谷子ども会館から程近い所に長谷の鎮守さま甘縄神明宮が在ります。
      天照大神を祀る鎌倉最古の神社と言われています。
      普段は訪れる人も少なく静かな佇まいです。
      毎年9月には例大祭が行われます。勇壮な神輿渡御の様子は?133―135号でレポートしています。

◆ 秋の海眺めてゐれば…

   【夕景 ・ 稲村ガ崎】

   【夕景 ・ 稲村ガ崎】

                      秋の海眺めてゐれば気のすみし  (江藤都子)

           長谷の交差点角の蕎麦処以志橋で遅めの昼食を取ってから江ノ電に乗り稲村ガ崎へ。
           3日間通い詰めているが今日も影富士は撮れませんでしたね。
           江ノ島の展望灯台の灯りを暫くぼんやり眺めてから帰宅の途につきました。

                                                           おわり

   【夕景 ・ 稲村ガ崎】