鎌倉好き集まれ!JUNEさんの鎌倉リポート・第112号(2006年4月16日)

The stamp rally (4)

しだれ桜

   
   
   
   遅まきながら、
   次なるスタンプポイント
   大佛次郎茶亭に到着。
   
    
   おそらく 今春 見納め。
      
   黙って見上げた 古都の空。

   
   
   
   茅葺の軒下は
   ちょっとした物産展。
   
   この庭で採れたという
   由緒ある“梅干”が一袋百円。
   
    
   一粒 口にいれて歩き出した途端
   ふと目にとまる 庭の隅。

握りこぶしほどの大きさ

旧川喜多邸

     
      
   ついに 最後のスタンプ。
  
     
   いそいそと
   ズポンのポケットから
   万歩計を取り出す 父。
   
   次の瞬間 小さく目くばせ。
   のち
   ヤッタネ!笑顔のガッツポーズ。
   
    
    
   「記念に お好きなポストカードをどうぞ」
    
   暫く悩んだ末 父と私 一枚ずつ。
   
   
     大正から昭和初期
     懐かしい佇まいを残しつつ
     
     長い月日をかけ
     育まれてきた鎌倉の趣。
   

鎌倉今昔

この春も次の春も タンポポはタンポポで

    
    
    
    
    平成という時代
    やがてセピア色へと移りゆく。
    
    
    「今日」のこの日
    大事に 大事に 心の中に いつまでも。