鎌倉好き集まれ!JUNEさんの鎌倉リポート・第140号(2006年11月8日)

letters

    
     
       
  大正七年、芥川が妻(文)と新婚生活を送った鎌倉。
    
       
      この頃ボクは、
      文ちゃんがお菓子なら
      頭から食べてしまいたいくらい
      可愛いい気がします。
         
        (芥川が 結婚前に塚本文にあてた手紙より)
       
       
           
     青蛙 おのれもペンキ ぬりたてか
    
           
      
         鎌倉はいいね
         ここで永住してもいいと
         だんだん思い出した
          
             (芥川が 友人 恒藤恭へあてた手紙より)
   芸術の士の踏むべき道は
   舶来の道ばかりじゃありません。
   
   日本人は 洋服が似合わない限り 
   トルストイやユウゴオになれない方が自然なのです。
    
           (芥川が 小島政二郎へあてた手紙より)
      
      
     
      
      
      
      
    芥川が亡くなる前の年、妻の文にポツリと語った
     
    「鎌倉を引き上げたのは、一生の誤りであった」と。
      
      
      
      
         沢蟹の 吐く泡消えて 明け易き
     
     
    
     『芥川龍之介の鎌倉物語 ~青春のうた』
     長谷の鎌倉文学館にて 2006年12月3日(日)まで
     
     なお、芥川龍之介ゆかりの寺社をめぐる
     『芥川龍之介スタンプラリー』は、11月12日(日)まで
     スタンプを2個以上集めると 文学館グッズの 特典あり♪