鎌倉好き集まれ!山田海人さんの鎌倉リポート・第497号(2009年10月21日)

ジョロウグモ

 この時期目立つのはジョロウグモだ。

 大きなクモの巣を張って中央にドン

 と構えたメスがいる。
 ジョロウグモは毒をもっているが

 人に危険は少ないようだ。
 
 大きなメスに比べてオスは

 とても小さい。 メスが獲物を

 食べている時にすばやく交尾しない

 とオスは食べられてしまう。

 巣のすみで様子を伺っていた。
 メスはお腹側もきれいだ。

 ジョロウとは位の高い女官

 のことで女郎ではないと言う。
 糸は金色で午後の陽りに

 輝いていた。 冬は卵で

 越冬するのだが最近は温暖化

 で越冬するものもいると言う。
 風通しのよい場所にクモの巣を

 張って獲物がかかるのをただ待

 っていた。

 鎌倉の森の中の秋の景色だ。