鎌倉好き集まれ!山田海人さんの鎌倉リポート・第74号(2005年12月19日)

戦時中の鎌倉

 鎌倉の海はいろいろなことを教えてくれます。

 今日のテーマは、戦時中の鎌倉です。

 最近見つけたのは、金属製の滑車に替わる

 陶製の滑車です。 金属という金属は全て

 軍が接収という時代でした。
 これは昭和18年に作られた缶詰に替わる

防衛食容器の蓋です。 中央の孔を釘などで

空けて蓋を開いていたようです。
 これは仲間のMAKOTOさんが拾った陶製の

ホイッスルです。 今でも吹けるそうです。
 金属だけでなく、ガラスも貴重なものになって

ガラス容器も陶製になったのです。それも軍が許可

した業者だけが製造できたのでした。裏に製造許可

のマークなど書かれています。
 これは陸軍に納品された化粧品容器のようです。

陸軍の☆マークが付いていました。

 60年前の戦時中の鎌倉も大変な生活をして

いたようです。 これらは皆 鎌倉の浜辺で拾った

ものです。大切な時代の証人ですね。