鎌倉好き集まれ!KIさんの鎌倉リポート・第132号(2008年12月24日)
クリスマス・ミサ in 鎌倉
KIです。
前回レポートの江ノ島ファンタジーの後,江ノ電で鎌倉に移動して鎌倉・カトリック雪ノ下教会でのクリスマス・ミサを見学しました。
12月28日,同教会の神父様から当夜に撮った写真と記事の掲載許可が下りましたので,当日のミサの様子をレポートしましょう。
自分たちが見学したのはクリスマスイブに行われる「主の降誕・夜半のミサ」(19時半より)という行事。鎌倉駅前で夕食をとった後,自分たちが若宮大路沿いの教会堂に着いたのはミサが始まる15分ほど前でした。
教会堂では多くの人々が参列していました。自分たちも最後列のほうの一般観覧席に並んで,ミサの開始を待ちました。
そして,19時半。あたりが静まり返り,夜半のミサが始まりました。オルガンの音とともに賛美歌斉唱。
聖衣に身を包み,香炉を手に持った少年男女が,後部の扉から一列になって壇上の神父のもとへと歩を進めました(写真なし)。
前回レポートの江ノ島ファンタジーの後,江ノ電で鎌倉に移動して鎌倉・カトリック雪ノ下教会でのクリスマス・ミサを見学しました。
12月28日,同教会の神父様から当夜に撮った写真と記事の掲載許可が下りましたので,当日のミサの様子をレポートしましょう。
自分たちが見学したのはクリスマスイブに行われる「主の降誕・夜半のミサ」(19時半より)という行事。鎌倉駅前で夕食をとった後,自分たちが若宮大路沿いの教会堂に着いたのはミサが始まる15分ほど前でした。
教会堂では多くの人々が参列していました。自分たちも最後列のほうの一般観覧席に並んで,ミサの開始を待ちました。
そして,19時半。あたりが静まり返り,夜半のミサが始まりました。オルガンの音とともに賛美歌斉唱。
聖衣に身を包み,香炉を手に持った少年男女が,後部の扉から一列になって壇上の神父のもとへと歩を進めました(写真なし)。
ところで,自分はキリスト教関係の行事は初めてでした。隣にいる奥さんは,本土の大学に進学する前に学校の友達に米軍将校の娘さんがいたりしてミサに誘われたことが何度かあったらしく,この夜のミサも勝手わかったという顔つきで落ち着いていました。反面,自分ときたらそわそわと落ち着きがなく・・・(^^;)
はじめは,やや緊張感と戸惑いがあったものの,「宗教が目指すもの」をテーマにした神父様の講話は大変印象的でした。聖書やカトリックの講釈を中心に話すのかと思いきや,意外と宗教臭さを感じない一般的なお話。ちょっと,神父様の講話の内容を以下に箇条書きにまとめましょうね。
★クリスマス・ミサ講話の要約★
・本日12月24日は「イエス・キリストの降誕」という名目ですが,1年には四季があるように,人間生活にも節目節目があり,年の瀬のこの時期はまさに今まで1年を過ごした総決算と次の年への備えのための大切な時期です。
・皆さんそれぞれ,今宵のミサを通してこの1年にやってきたこと,前年に計画したとおりに成し得たか,振り返ってみてください。そして,目標を達成できた人も出来なかった人も今年の反省を踏まえ,来るべき年の抱負・計画を思い描いてください。
・源頼朝公の開闢以来800年あまりの歴史を刻むこの古都鎌倉には現在,様々な宗教が存在しています。仏教,神道,そして前二者に比べるとかなり新参ですが我々キリスト教もそのひとつです。行事の日程はそれぞれの宗教によって微妙に違っていますが,年末に大きな節目を迎えるのはどの宗教も同じです。
・1年をサイクルとして生活を営むスタイルは宗教・民族にかかわらず,太古の昔より我々の遠い祖先から連綿と受け継がれてきた摂理なのでしょう。年末の計の何年もの積み重ねが人生そのものともいえます。ともすれば,当たり前のように過ごしているクリスマスやお正月といった年末年始が人間生活には大変重要なものです。
・我々の一生のうち,おおむね数十回繰り返す1年の基本サイクルもまた1日1日の積み重ねです。その日々を送る(つまり日常生活)にあたって,必ず守らなければならない社会規範があります。道徳ともいいます。
・宗教というのは何か特別なもの,堅苦しいものではありません。日常生活を送る上で必ず必要な社会規範をわかりやすい形で教え説いたものが宗教です。そしてそれら規範を今までもこれからもずっと維持するのも宗教の役割といえます。それは我々のカトリックに限らず,古今東西どの宗教でも同じです。
・拝む神様(あるいは仏様)は違っていても,どの宗教も目指すところは同じなのです。
はじめは,やや緊張感と戸惑いがあったものの,「宗教が目指すもの」をテーマにした神父様の講話は大変印象的でした。聖書やカトリックの講釈を中心に話すのかと思いきや,意外と宗教臭さを感じない一般的なお話。ちょっと,神父様の講話の内容を以下に箇条書きにまとめましょうね。
★クリスマス・ミサ講話の要約★
・本日12月24日は「イエス・キリストの降誕」という名目ですが,1年には四季があるように,人間生活にも節目節目があり,年の瀬のこの時期はまさに今まで1年を過ごした総決算と次の年への備えのための大切な時期です。
・皆さんそれぞれ,今宵のミサを通してこの1年にやってきたこと,前年に計画したとおりに成し得たか,振り返ってみてください。そして,目標を達成できた人も出来なかった人も今年の反省を踏まえ,来るべき年の抱負・計画を思い描いてください。
・源頼朝公の開闢以来800年あまりの歴史を刻むこの古都鎌倉には現在,様々な宗教が存在しています。仏教,神道,そして前二者に比べるとかなり新参ですが我々キリスト教もそのひとつです。行事の日程はそれぞれの宗教によって微妙に違っていますが,年末に大きな節目を迎えるのはどの宗教も同じです。
・1年をサイクルとして生活を営むスタイルは宗教・民族にかかわらず,太古の昔より我々の遠い祖先から連綿と受け継がれてきた摂理なのでしょう。年末の計の何年もの積み重ねが人生そのものともいえます。ともすれば,当たり前のように過ごしているクリスマスやお正月といった年末年始が人間生活には大変重要なものです。
・我々の一生のうち,おおむね数十回繰り返す1年の基本サイクルもまた1日1日の積み重ねです。その日々を送る(つまり日常生活)にあたって,必ず守らなければならない社会規範があります。道徳ともいいます。
・宗教というのは何か特別なもの,堅苦しいものではありません。日常生活を送る上で必ず必要な社会規範をわかりやすい形で教え説いたものが宗教です。そしてそれら規範を今までもこれからもずっと維持するのも宗教の役割といえます。それは我々のカトリックに限らず,古今東西どの宗教でも同じです。
・拝む神様(あるいは仏様)は違っていても,どの宗教も目指すところは同じなのです。
講話と叙任式と聖歌から成る2時間ほどのクリスマス・ミサ。
学生時代は授業時間が睡眠時間だった自分のこと,1時間も持ちこたえるかどうか心配だったのですが,奥さんの肘鉄も必要なく,あっという間でした。
神父様は欧米の方なのに,流暢でわかりやすい日本語で講話くださいました。
歴史学系で飯を食う人に成り損ねたクズレ理科系の自分が言うのも何ですが,やっぱ宗教は必要ですよね。
ちなみに自分たちにとっては2008年は結構波乱の1年だったですね・・・(-_-;)
午後9時半,クリスマス・ミサは終わり,自分たちも小町の宿泊先へと帰りました。
学生時代は授業時間が睡眠時間だった自分のこと,1時間も持ちこたえるかどうか心配だったのですが,奥さんの肘鉄も必要なく,あっという間でした。
神父様は欧米の方なのに,流暢でわかりやすい日本語で講話くださいました。
歴史学系で飯を食う人に成り損ねたクズレ理科系の自分が言うのも何ですが,やっぱ宗教は必要ですよね。
ちなみに自分たちにとっては2008年は結構波乱の1年だったですね・・・(-_-;)
午後9時半,クリスマス・ミサは終わり,自分たちも小町の宿泊先へと帰りました。
夜が明けて,12月25日。早朝の鶴岡八幡宮の境内へ。
昨夜は大変有意義なクリスマスイブになったと思います。宗教は違えど,神様は違えど,神前にて二礼,そして二拍手
パチ,パチ
一足早くに冬期休暇に入っている自分たち。朝食が済んだら,長谷寺へ,年末の写経に行きましょーねー。
(追記)
2008年12月28日,カトリック雪ノ下教会より写真とレポートの掲載許諾を得る。
2008年12月29日セットアップ KI
昨夜は大変有意義なクリスマスイブになったと思います。宗教は違えど,神様は違えど,神前にて二礼,そして二拍手
パチ,パチ
一足早くに冬期休暇に入っている自分たち。朝食が済んだら,長谷寺へ,年末の写経に行きましょーねー。
(追記)
2008年12月28日,カトリック雪ノ下教会より写真とレポートの掲載許諾を得る。
2008年12月29日セットアップ KI