トップ鎌倉好き集まれ!KIさんトップ 第16号 


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KIさんの鎌倉リポート No.16(2006年8月5日)


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デイゴの花 in 湘南

初夏のころからこの梅雨明け前後の時期までの間に,ここのコーナーでも,若夏から盛夏を彩る花々がたくさん登場しましたね。

アジサイ,キキョウ,レンゲ,ノウゼンカズラ などなど・・・


花のレポートをあまりやらない自分ですが,実は,夏の湘南を彩る花として今回ひとつ紹介したい花があるんです。



マルバデイゴの花(7月9日,七里ガ浜付近にて)
その花は,「デイゴ」。

湘南鎌倉に咲くデイゴには2種類あります。

ひとつは,アメリカデイゴ。またの名をマルバデイゴといいます。
ブラジル南部かアルゼンチンあたりの原産で,日本では南の島々から本土の太平洋側(北関東以北を除く)に比較的よく見られます。

少し時期を逸してしまいましたが,今年も7月前半くらいまでは咲いていたようです。
ちなみに7月上旬に,自分が七里ガ浜の近くで見たものはややピークを過ぎかかっていました。



ヒシバデイゴの花(7月9日,江ノ島にて)
お次は,江ノ島に移動して,もうひとつのデイゴ,ヒシバデイゴを見に行きます。

このヒシバデイゴは一見,沖縄のデイゴと花の姿は似ていますが別種類になります(沖縄市東南植物楽園に確認)。調べてみると,先のマルバデイゴを片親としてオーストラリアあたりで交配してつくられた栽培種なのだそうです。

サムエル・コッキング苑前には,マルバデイゴに混じって,ヒシバデイゴの木を2本確認できました。これも自分が行ったときにはややピークを過ぎかかっていたのではと思います。

赤く,尖った花びらが印象的ですね。

音楽が好きな方でしたらご存知の方も多いでしょう,THE BOOMの「島唄」でもお馴染みのデイゴ。

 この唄に出てくるデイゴはもちろん沖縄のデイゴ。もともとインド原産種で,琉球王国の時代に交易を通じて南西諸島へともたらされたと考えられています。基本的に熱帯,亜熱帯気候の地域にしか生育できません。

それに対して,マルバデイゴやヒシバデイゴは南米の亜熱帯から暖温帯地域の原産であるため,わが国でも東海・南関東の太平洋側であれば問題なく生育するのです。


今回は,七里ガ浜〜江ノ島までのデイゴを訪ね歩きましたが,このデイゴの木は(特にマルバデイゴは)湘南エリアのあちこちに植えられているようです。


マルバデイゴ咲くサムエル・コッキング苑にて(7月9日)

7月のころ,オンシーズンを迎える湘南ビーチを赤く彩るデイゴの花々もまた,立派な湘南鎌倉の夏の風物詩だと,自分は思うのですが,いかがでしょう?

沖縄でも5月のゴールデンウィーク時期に真っ赤なデイゴが若夏の時候を告げますが,湘南でも夏休み時期の少し前に,マルバデイゴとヒシバデイゴが咲き乱れて真夏の到来を予祝するのです。


今年はあいにくの長雨の時候,晴天になる前にデイゴは散ってしまいましたが,来年は青い空と海をバックに咲き乱れる「湘南のデイゴたち」を見られることを期待しましょ−ねー。


(追伸)
先ほどの「島唄」の歌詞にもあるように,南の島々のデイゴは良く咲くと,台風が多い(沖縄),サメが多い(ハワイ),あるいは,豊漁になる(小笠原)と云われていて,その咲き具合が天候等と密接に関わっているようです。
 「湘南のデイゴ」はどうなのか今後そのあたりが興味あるところではあります。


ヒシバデイゴ散る(7月9日)


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