鎌倉好き集まれ!KIさんの鎌倉リポート・第86号(2008年4月22日)
あしびぬちゅらさや
馬酔木(あしび)ぬ清(ちゅ)らさや・・・
朝夕われ福い 福ゆ打ち招ち
年毎(とぅしぐとぅ)ぬ繁盛 う願げさびら
年毎(とぅしぐとぅ)ぬ繁盛 う願げさびら
あしび(遊び)ぬちゅらさや
人衆(にんず)ぬ揃(すな)わい
踊てぃあしば
人衆(にんず)ぬ揃(すな)わい
踊てぃあしば
重なゆる御祝(うゆえ)
弥勒世(みるくゆ)ぬしるし
弥勒世(みるくゆ)ぬしるし
互(たげ)に打ちはりてぃ うどぅてぃ遊ば
あしびぬ美らしゃや 人衆ぬ揃わい
踊てぃ遊ば
あしびぬ美らしゃや 人衆ぬ揃わい
踊てぃ遊ば
・・・馬酔木ぬちゅらさや
(解説)
3月下旬から4月半ばにかけて,あしび(馬酔木)の花が咲きこぼれる鶴岡八幡宮の境内で取った写真を,『豊節』の歌詞を添えて紹介しました。お気づきの方もいるかもしれませんが,『豊節』というのは琉歌,つまり沖縄の歌謡です。当地ではめでたい席などで嘉例付けとして歌われるものです。
今回のレポートは,歌詞の「あしび(遊び)」と「あしび(馬酔木)の花」を掛けて,陽春近づく八幡宮の境内の雰囲気を写真と琉歌のコラボレーションで表現しようとする試みです。
なお,『悠久の舞』と※の二つの巫女神楽以外は,この3月から4月にかけて鶴岡八幡宮で撮影した写真です。関係神社の了解を得た上で,今回レポートに写真使用していることも申し添えます。
※『浦安の舞』
鎌倉の鶴岡八幡宮と由来を同じくする大宮八幡宮(東京都杉並区)の『桜まつり神楽のゆうべ』にて撮影したもの。
2008年4月22日 K.I.