鎌倉好き集まれ!まこたろうさんの鎌倉リポート・第65号(2008年11月2日)

宝物風入(ほうもつかぜいれ) 円覚寺①

 「宝物風入」とは、毎年11月文化の日前後3日間に円覚寺と建長寺で所有している重要文化財を含む古書画や仏像などに虫干しのために風を入れる行事で、ふだん公開されない宝物をこの日に限り拝観出来ます。残念ながらこれらの会場は撮影禁止になっていますので外観のみを掲載させて頂きます。と同時に秋の円覚寺の様子をお伝えします。

塔頭 正続院境内

正続院

国宝 舎利殿

 正続院の境内に国宝の舎利殿があります。唐様の典型的な禅宗建築で室町時代の建造と云われます。堂内には源実朝が宋の能仁寺から分骨した仏舎利(お釈迦様の遺骨)が安置されています。屋根の構造など僧侶による解説がとても分かりやすく、現在ではこれだけの建築物を再現するのは最高の技術をもってしても難しいとの事でした。
 正月三が日と11月の宝物風入の時だけ特別公開されます。