鎌倉好き集まれ!女将さんの鎌倉リポート・第11号(2006年3月28日)

「鎌倉ものがたり」を歩く ☆モノレール☆

鎌倉人は読んでいる

江ノ電「鎌倉駅」ホームの「鎌倉ものがたり」の看板

西岸良平のミステリーコミックは、長谷に住む推理作家一色正和と若き妻亜紀子が織りなすミステリーとロマンの物語

この「鎌倉ものがたり」の一話一話には鎌倉の名所・旧跡・名物や行事などが描かれています。

「鎌倉ものがたり」を歩く

と題して、時々はこの「鎌もの」にまつわる「鎌倉」を紹介したいと思います。



大船駅笠間口

「鎌倉ものがたり」 第41話 「凍りついた場面」

今年の2月に新しくできたJR大船駅の笠間口

JR大船駅は、鎌倉市大船と横浜市栄区笠間にまたがっています。

一色先生がこの話の中で
「大船は大船市だと思っている人も多いけどここも鎌倉市なんだよ」・・・と
実は、私も鎌倉に引っ越してくる前はその多い人の一人でした。

41話に登場するのは、湘南モノレールの大船駅

湘南モノレールは、「大船駅」~「江ノ島駅」を13分程で結んでいます。




お見送り有難う

大船の観音様に見送られ

「大船駅」を出ると「湘南深沢駅」までは車道の上を走ります。

「湘南深沢駅」から次の「西鎌倉駅」間は1番長く、3分半程

「鎌倉山」を左手に「富士山」を右手に・・・
そして「西鎌倉駅」へ

モノレールが走る高さは丁度民家の2階を見下ろす位・・・

これが「凍りついた場面」では、殺人のトリックに使われて仕舞います。

西鎌倉駅

「西鎌倉駅」を出ると左手には「広町の森」の山が見えます。

鎌倉市民が開発から守り抜いた「広町緑地」

駅ホームにはハイキングコースの案内があり、湿地や山桜の大木や竹林などがあって面白そうなハイキングコースです。


今の時期このモノレールの車窓からは、鎌倉の山々の「山桜」が♪

生まれたての緑と桜の花のピンクや白色が織りなす春色のグラデーションに山々は染まります。

晴れた日には、相模湾その向こうに三浦半島も見えますよ。

一色先生も言っています
「この湘南モノレールはなかなかがんばっているよ。江ノ電に比べていまいちネームバリューには欠けているんだけどね」

迫力もあり景色もあり・・・と、かなり楽しめる6.6キロのモノレールの旅です。