鎌倉好き集まれ!翠風さんの鎌倉リポート・第16号(2005年11月13日)

秋の鎌倉縦断コース

【称名寺】

まずは大船から鎌倉湖畔行きのバスに乗って15分ほど
「今泉不動」で降りる。
最初の行く先は称名寺だ。
バス停から真っ直ぐ10分ほど歩くと立派な門が見えてくる。
ここも静かで落ち着いた雰囲気のお寺で、様々なお地蔵様が迎えてくれる。

称名寺の奥へ行くと「陰陽の滝」がある。
そこは滝つぼのような場所で、別の場所に来たような独特の雰囲気がある。
周りは岩で囲まれ滝の水音だけが滔滔と聞こえてくる。
一人でじっとその音を聞いていると心も洗われるよう。

【称名寺 -陰陽の滝-】

【称名寺】

苔の階段といえば名の知れたお寺がいくつかあるけど、
ここの階段もしっとりと緑色の苔に覆われて、苔好きの人間にはたまらない。

称名寺を出た後は鎌倉散在ヶ池森林公園へ。
鎌倉湖と呼ばれているが、どうも池にしか見えない。(^^;
池の周囲に散策コースがあって、湖畔の散策というよりも
かなりしっかりとしたハイキングが楽しめる。
南出口を出た後はそのまま南の方へ向かって住宅街を進むこと5分。天園コースの入り口の階段が見えてくる。
その階段を登りきると、天園ハイキングコースの交差点(?)に出る。
東へ行けば天園・瑞泉寺方面へ、西へ行けば建長寺、南へ行けば覚園寺に通じる。
今回はそのまま南へ進むことに。

【天園ハイキングコース 覚園寺方面の山道】

【永福寺跡】

覚園寺方面へ行く山道の途中に、二階堂の住宅街へ出るわき道があるのでそちらへ向い、ゆるやかな下り坂をずんずん進んでいく。
のどかな二階堂の景色を楽しみながら坂を降りてしばらく歩くと
突如、白銀の薄野原が出現。
そう、ここは永福寺跡。
この季節になるとどうしてもこの景色を見に行きたくなる。
人もほとんど通らないし、この白銀の景色を独り占めできる
とっておきのスポット。