日蓮上人ゆかりの寺
日蓮宗。開山は日蓮上人として創建。「立正安国論」を草した岩窟や小庵がある。ここも妙法寺と同じく松葉ヶ谷法難の跡と伝えられる。四季を通じて花が多く、特に鎌倉随一の樹齢を誇るカイドウやサザンカなどが見事。
住所 | 大町4-4-18 |
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交通アクセス | JR鎌倉駅東口バス(3)からバス鎌30「大町四ツ角」下車徒歩5分(現在地からのルートを表示 ) |
TEL | 0467-22-4825 |
拝観時間 | 9:00〜16:30 |
拝観料 | 100円 |
このページに掲載されている花の写真は安国論寺のものとは限りません。あくまで参考としてお考えください。
「松葉谷根本道場」と彫られた石碑のある山門。
「名越四ツ角」の交差点の少し先を行くと、左に入る道がある。この道の突き当たりにあるお寺が安国論寺です。
この辺り一帯を松葉ヶ谷といい、建長5年(1253)鎌倉に入った日蓮上人が初めて庵を結んだ場所として知られ、その聖跡が寺となりました。
寺には御法窟(日蓮岩屋)があり、ここで「立正安国論」は書かれました。
日々富士山に向かい法華経を唱えたという富士見台もあります。
石灯籠
山門をくぐり、石畳の参道の左側には、東京の増上寺の徳川家御霊屋から移されたという石灯籠が本堂の前まで並んでいます。
本堂
御小庵
熊王殿
「熊王尊殿」脇の石段を登った先にある富士見台は、日蓮上人が富士山に向かって法華経を唱えたといわれ、そこからは鎌倉の街並みや由比ヶ浜・材木座の海が一望でき、天気がよければ富士山も見られる。
梵鐘は、人間国宝香取正彦氏鋳造
南面窟
「松葉ヶ谷の法難」の際に日蓮上人が山王権現の使いとされる白猿の導きで難を逃れたと言われる南面窟。
境内には、市の天然記念物に指定されている山茶花や、日蓮の桜の杖が根付いたと言われる妙法桜がある。