こちらは、金沢街道の流れでもあり、市街地（とくに段葛）などの流れに入れてもよかったのですが、なんかもれてしまいました。

場所は、八幡宮から金沢街道に入り岐れ道（わかれみち）につく直前、つまり宝戒寺と筋替橋を越えた先、に法華堂跡と頼朝のお墓への路地（清泉小学校もある）があります。そこを左（北）に入り、法華堂跡にいきつく半分あたりを左（西）、すぐ右(北側)に見えます。

庶民的で、大事にされていて、立ち姿や肌など状態もよく、邪魔者もなく、上の部類に私は入れています。

　北鎌倉駅の前の通りに一号君は三ついます。この通りは円覚寺側ではなく大きいほうの道です。
　一つは状態や環境などが申し分ない最高級に属するひとつで、だいぶ前（第５号）にご紹介しています。北鎌倉駅から建長寺に向かって進み、横須賀線の踏み切り手前にあります。今回、再録してもよかったのですが、今年に入って塗りなおされたようでその際に白いはずの字が塗りつぶされたままになっていたので、何かしまりがなく思い、撮りませんでした。でもあえて入れておくのも変化があってよかったかも知れない、とも思っています。

　残る二つを今回ご紹介いたします。
　北鎌倉から小袋谷（こぶくろや）大船方面（西；建長寺や鎌倉市街とは反対方向）に行くと右に数分程度で小坂郵便局があります。この一号君はその前にあります。
　状態や手入れや環境などはいいのですが、何か 動物園 のように感じてしまいます。つまり 生きてはいるんだけど自然に生きているのではなくて作り上げられた環境下にある というように。　ちなみに普通に使われていないもの（都心の郵便局の中にあるものなども含めて）は 標本 とか 剥製 のように思います。　大事に使われていてこそ、という気分です。

こちらも庶民的な環境に生に生きていていいのですが、肌が荒れ状態が少々かわいそうです。立ち姿よし、遮蔽物なし、傾きほぼよし。

この一号君の場所は、上のよりさらに大船方向に進み小袋谷の三叉路を越え、川に行き着く少し手前、右側です。
なぜかちょっと目立ち難く思います。なぜでしょう．．．