鎌倉好き集まれ!春風裕さんの鎌倉リポート・第14号(2009年8月1日)

材木座から大町、小町へ

水道路近くの三叉路にて

道標「海」

道標「大師道」

 来迎寺を出て、水道路交差点へ向かいました。その途中の三叉路に小さな鳥居があり、何やら道標のようなものがありました。ひとつには「海」と書かれているのが分かります。もうひとつは、やって来た道の方で「大師道」とあります。「海」の方が何だか気になります。確かに左の方の道をずっと行くと逗子駅に辿り着きますので、海と言えなくもありませんが、もっと違うコースを辿った方が、海には早く出られるのです。

元八幡

元鶴岡八幡

小路

 水道路交差点を北に進み、線路の手前に左に折れる小路があります。車が入れない小路です。そこに「元鶴岡八幡」という道標がありました。鎌倉十橋を巡って以来、何だかこういう道標や石碑のようなものが、気になって仕方がありません。

元八幡鳥居

元八幡

 小路を行くと、すぐに小さくてかわいい鳥居が見えてきます。今の鶴岡八幡宮と比べものにならないくらい小さな神社です。ここが、元の鶴岡八幡宮です。この場所から、源頼朝が今の場所へと移したと言うわけです。何度見てもかわいい神社です。

辻薬師堂と魚町橋

辻薬師堂

魚町橋

 再び元の道に戻り、踏切を渡るとすぐ左手に、辻薬師堂が見えてきます。この小さなお堂には、平安時代に作られたと言う木造薬師如来立像があるようです。こういう小さなお堂や神社などに、鎌倉らしさを感じます。
 さらにしばらく北に歩くと、左手に赤い橋が見え、「魚町橋」とありました。昔は魚屋さんが多いところだったのかなと、単純に思いました。物事は単純に考えた方が正解に行き着く場合が多いのです。

本覚寺の蓮と百日紅

本覚寺

本覚寺の百日紅

 大町四ツ角交差点を渡り、更に北へ歩くと、夷堂橋と本覚寺が見えてきます。線路を渡った辺りから、夷堂橋の手前までが大町で、橋を渡ると小町になります。本覚寺境内には、百日紅の木があり、花が咲き始めていました。この時期、ノウゼンカズラの花は終わり、百日紅が目立つようになります。

蓮の花

 蓮の花は、まだまだ頑張っています。訪れたのが、午後3時前でしたから、花は閉じていましたが、まだまだ見頃は続く感じでした。いつ訪れてもカメラマンが居るお寺ですが、特に朝のうちが賑わっているようです。たまには視線を変えて、本堂の方から夷堂を眺めてみると、違った風景になりました。

大巧寺(だいぎょうじ)

大巧寺の門

大巧寺の花

 最後に訪れたのは、大巧寺です。鎌倉駅から若宮大通へ出てすぐのところにあります。朱色の門が目印になります。とても小さなお寺ですが、境内にはいろいろな花が咲いていますので、必見です。好きなお寺のひとつなので、ここを通る時は、必ずと言って良いほど、入ってみます。そうすると、また違った花が咲いていたりします。写真の花の名前は分からないのですが、これから花盛りになりそうな感じで、蕾が膨らんでいました。
 材木座をスタートして、鎌倉駅まで歩く散策は、このあたりで終点です。