鎌倉好き集まれ!春風裕さんの鎌倉リポート・第37号(2009年10月11日)
円覚寺~秋の花
境内を散策
さて、今日は鎌倉の何処を歩こうか。特に目的地が決まっていない時は、北鎌倉から散策を始めることが多いのです。北鎌倉でも、この円覚寺に立ち寄ることが多いです。拝観料は300円かかりますが、1時間以上たっぷり歩ける境内は、大好きな場所です。拝観料がかかるからと入らない人を時々見かけますが、やはり境内の中に入ってみなければ、そのお寺の良さはわかりません。
円覚寺には、塔頭(たっちゅう)が17院あります。塔頭とは、高僧の墓塔がある支院です。塔所(たっしょ)とも言うようです。最盛期には、41院あったそうです。今でもかなり離れた八雲神社の近くにも雲頂庵という塔頭があります。
円覚寺には、塔頭(たっちゅう)が17院あります。塔頭とは、高僧の墓塔がある支院です。塔所(たっしょ)とも言うようです。最盛期には、41院あったそうです。今でもかなり離れた八雲神社の近くにも雲頂庵という塔頭があります。
円覚寺を訪れると、やはりこの山門の写真を撮ります。今回は、青空が綺麗に写る脇からの角度で撮りました。いつもは、山門前の石段から写真を撮ります。ここを訪れる方のほとんどが、同じ場所で写真を撮っています。
最近は、空が澄んできたので、山門の次は鐘楼と弁天堂がある高台に上ります。その高台からは富士山が見えます。この日も富士山が見えていましたが、少し霞んだ感じでした。もっと寒くなると、綺麗な富士山が見えるだろうと思います。長くて急な石段があるからと言って、ここに上らないと勿体ない気がします。
最近は、空が澄んできたので、山門の次は鐘楼と弁天堂がある高台に上ります。その高台からは富士山が見えます。この日も富士山が見えていましたが、少し霞んだ感じでした。もっと寒くなると、綺麗な富士山が見えるだろうと思います。長くて急な石段があるからと言って、ここに上らないと勿体ない気がします。
選仏場は、経蔵を兼ねた坐禅道場です。萱葺の屋根が良い感じで、初めて円覚寺を訪れた時にもこの選仏場の印象が残っていることに、気付きました。初めて訪れた時に、良いなと思ったのは、選仏場の前から境内奥に続くこの道の風景です。とても良い感じの道だと思います。
いつもは空を入れて写真を撮る妙香池なのですが、この日は池に映る空を撮ってみました。秋の日の青空だから、こんなふうに綺麗なんだと思います。建物の美しさで言うと、やはりこの大方丈なのではないかと思います。それぞれの建物に、それぞれの美しさがありますが、この大方丈が僕は特に美しいと思います。
秋の花達
紅葉までには、まだ1か月ほどかかるのかも知れません。深緑の頃から、円覚寺の楓の葉っぱの緑はとても綺麗です。紅葉も良いけれど、この緑も大好きです。長い間楽しめる葉っぱです。紅葉になると、後は散るだけだから、何だか寂しい気がします。
ホトトギスには、いろんな種類があるようです。この日は白っぽい花も見かけました。正直言って、可愛い花ではないのですが、点々模様が、鳥のホトトギスの羽の模様に似ていることから、この名前が付いたようです。
どこからか、秋の香りがしました。見上げてみると、仏日庵にキンモクセイがあることに気付きました。キンモクセイの香りは、秋の香りのひとつです。
どこからか、秋の香りがしました。見上げてみると、仏日庵にキンモクセイがあることに気付きました。キンモクセイの香りは、秋の香りのひとつです。
円覚寺にもいろんなシュウメイギクが咲いています。公開されている塔頭で、シュウメイギクが沢山咲いているのは、境内の一番奥の黄梅院で、夢窓疎石の塔頭です。シュウメイギクだけでなく、いろんな花が咲いている素敵な庭があります。
この日は、いつも立ち寄らない塔頭の中に入りました。ひとつは仏日庵、もうひとつは松嶺院です。ふたつの塔頭に入ってみた時の話は、後編で書きたいと思います。
この日は、いつも立ち寄らない塔頭の中に入りました。ひとつは仏日庵、もうひとつは松嶺院です。ふたつの塔頭に入ってみた時の話は、後編で書きたいと思います。