鎌倉好き集まれ!春風裕さんの鎌倉リポート・第42号(2009年10月12日)
極楽寺・成就院から光則寺へ
極楽寺
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江ノ電極楽寺駅
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極楽寺山門
今日は、僕の定番の散策コースです。江ノ電の極楽寺駅で降り、極楽寺を散策します。その後は成就院や御霊神社、長谷方面を散策するコースです。何度も歩いた道なので、ガイドブックも地図も必要なくなりました。
まず、江ノ電の極楽寺駅。赤いポストと可愛い駅舎、なかなか良い感じです。この駅の前の坂道を上り、江ノ電の線路にかかる橋を渡ると、極楽寺があります。境内は撮影禁止になっているので、いつも門前の風景しか撮れませんが、ちょっと立ち寄るには良いお寺です。
極楽寺はその昔、七堂伽藍・四十九院を備えた大寺院だったようです。今の稲村ヶ崎小学校や住宅地一帯が極楽寺の境内だったようですが、鎌倉攻めの戦やその後の災害により、当時の建物はすべてなくなってしまったようです。その名残は、忍性塔と呼ばれている大きな五輪塔がある奥の院かも知れません。
まず、江ノ電の極楽寺駅。赤いポストと可愛い駅舎、なかなか良い感じです。この駅の前の坂道を上り、江ノ電の線路にかかる橋を渡ると、極楽寺があります。境内は撮影禁止になっているので、いつも門前の風景しか撮れませんが、ちょっと立ち寄るには良いお寺です。
極楽寺はその昔、七堂伽藍・四十九院を備えた大寺院だったようです。今の稲村ヶ崎小学校や住宅地一帯が極楽寺の境内だったようですが、鎌倉攻めの戦やその後の災害により、当時の建物はすべてなくなってしまったようです。その名残は、忍性塔と呼ばれている大きな五輪塔がある奥の院かも知れません。
成就院からの眺め
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極楽寺切通
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成就院西結界
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成就院山門
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シュウメイギク
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成就院からの眺め
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由比ガ浜
極楽寺を出て、橋を渡り、鎌倉方面へ続く道を行くと、極楽寺切通があります。昔はもっと急な坂道だったようですが、今はかなり掘り下げられて、車が通る道になっているので、他の切通と比べるとらしくない感じがします。切通を進まずに、途中にある石段を上ると、成就院があります。
成就院と言うと、紫陽花の頃の人気スポットで、大勢の人が訪れます。この時期は、人も少ないのですが、鎌倉の街や由比ガ浜を見渡せる絶景のスポットなのです。紫陽花の頃にも絶景は見られますが、霞んでいることが多いと思います。この時期は空気が澄んでいるので、とても眺めが良いのです。切通を歩いてしまうと、気付かない絶景です。
成就院と言うと、紫陽花の頃の人気スポットで、大勢の人が訪れます。この時期は、人も少ないのですが、鎌倉の街や由比ガ浜を見渡せる絶景のスポットなのです。紫陽花の頃にも絶景は見られますが、霞んでいることが多いと思います。この時期は空気が澄んでいるので、とても眺めが良いのです。切通を歩いてしまうと、気付かない絶景です。
御霊神社
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鳥居
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本殿
成就院からの絶景を見ながら、東へと石段を下り、元の道に出ます。その道の左に虚空蔵堂や鎌倉十井のひとつ星ノ井を見て、さらに長谷方面へ進むと、同じく左手に力餅屋があります。そこで左に折れ、江ノ電の踏切を渡ると、御霊神社があります。
御霊神社は、別名権五郎神社と言い、鎌倉権五郎景正を祀った神社です。村岡五郎忠通という人の子に為通・景成・景村・景通・景正の五人がいて、五家に分かれ、その五家の祖先を祀り、五霊の神として尊敬されたと言われています。権五郎景正の命日と言われる9月18日に変わった祭「面掛行列」が営まれます。10人の面をつけた人が御神輿の前を練り歩くものです。このお面は宝物館の中に保管されていて、社務所に頼めば拝観できます。
御霊神社は、別名権五郎神社と言い、鎌倉権五郎景正を祀った神社です。村岡五郎忠通という人の子に為通・景成・景村・景通・景正の五人がいて、五家に分かれ、その五家の祖先を祀り、五霊の神として尊敬されたと言われています。権五郎景正の命日と言われる9月18日に変わった祭「面掛行列」が営まれます。10人の面をつけた人が御神輿の前を練り歩くものです。このお面は宝物館の中に保管されていて、社務所に頼めば拝観できます。
光則寺
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朱塗りの山門
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本堂
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土牢
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ホトトギス
この日は人の多い長谷寺を避けて、前に一度立ち寄ったことのある光則寺に行ってみました。このお寺があった場所には、北条時頼の家臣宿谷行時の屋敷で、その子を光則と言いました。庫裡の右から裏山の方に行くと、土牢があるのですが、日蓮と一緒に捕らえられたの弟子日朗などが入れられたと言われています。宿谷行時と光則が大切に預かったそうで、光則が自分の屋敷を寺にしたと言われています。行時山光則寺と言う寺の名前が付いた理由です。
このお寺も花の寺で、庭にはいろんな花が咲いています。山門には、拝観料を入れる箱がありますが、そこに1枚の境内図が置いてあります。「四季の光則寺山野草と茶花マップ」です。手書きのコピーですが、庭に咲く花の名前が手書きで書かれたものです。長谷寺もとても良いですが、人が少なくのんびり歩ける光則寺も四季の花を楽しめるお寺なのです。
このお寺も花の寺で、庭にはいろんな花が咲いています。山門には、拝観料を入れる箱がありますが、そこに1枚の境内図が置いてあります。「四季の光則寺山野草と茶花マップ」です。手書きのコピーですが、庭に咲く花の名前が手書きで書かれたものです。長谷寺もとても良いですが、人が少なくのんびり歩ける光則寺も四季の花を楽しめるお寺なのです。