鎌倉好き集まれ!春風裕さんの鎌倉リポート・第5号(2009年7月18日)
ノウゼンカズラ咲く海蔵寺
海蔵寺とノウゼンカズラ
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山門
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ノウゼンカズラ
海蔵寺にもノウゼンカズラがあると知って、是非行ってみたいと思っていました。まず鎌倉駅から鶴岡八幡宮へ行き、蓮の花をチェックした後で、海蔵寺へ向かいました。期待に胸がふくらみ、急いで山門をくぐりました。
庫裡と鐘楼脇にノウゼンカズラが咲いていて、写真のような感じになっています。庫裡の建物とノウゼンカズラの朱色が良く合っています。
庫裡と鐘楼脇にノウゼンカズラが咲いていて、写真のような感じになっています。庫裡の建物とノウゼンカズラの朱色が良く合っています。
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庫裡とノウゼンカズラ
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庫裡とノウゼンカズラ
いろんな方向から、ノウゼンカズラの写真を撮ってみます。2枚の写真は、いずれも庫裡をバックにしていますが、黒っぽい建物なので、ノウゼンカズラの朱色が良く引き立てられて、良い雰囲気になります。
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キキョウとノウゼンカズラ
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落ちたノウゼンカズラの花
庫裡の前の花畑にキキョウの花が咲いています。ノウゼンカズラを背景に持ってきて、写真を撮ってみました。海蔵寺の境内はそれほど広くはありませんが、いろんな花が咲いていて、ここも花の寺なのです。
ノウゼンカズラの花は、花期が終わるとかなり大胆にぽたりぽたりと音を立てて、落ちてしまっているようです。こんなふうに、下に花ごと落ちているのを見ると、そんな想像をしてしまいます。
ノウゼンカズラの花は、花期が終わるとかなり大胆にぽたりぽたりと音を立てて、落ちてしまっているようです。こんなふうに、下に花ごと落ちているのを見ると、そんな想像をしてしまいます。
海蔵寺のみどころ
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本堂
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庭園
どこのお寺でも、本堂は絵になると思います。海蔵寺の本堂は、こんなふうです。公開されていない庭園については、本堂に向かって左奥から眺めることができます。とても素敵な庭なのですが、それだけに公開しない方が良いのでしょう。鎌倉のお寺は、周囲の山々との調和を目指している気がします。
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十六井戸
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底脱の井
海蔵寺境内には無料で入れますが、唯一有料になるのはこの十六井戸です。境内の赤い傘の下に100円を納めるだけで、誰も見張ってはいません。そういうお寺なんだと思います。十六井戸は岩窟の中にあり、直径約70センチで深さが40センチから50センチの穴が十六並んでいます。自然に水が浸みだして来ているようですが、とても不思議な井戸です。
井戸と言うと、鎌倉には十井と呼ばれる井戸が点在していますが、そのうちのひとつ「底脱の井」が海蔵寺山門の外にあります。
井戸と言うと、鎌倉には十井と呼ばれる井戸が点在していますが、そのうちのひとつ「底脱の井」が海蔵寺山門の外にあります。
鶴岡八幡宮の蓮(おまけ)
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平家池
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源氏池
おまけですが、鶴岡八幡宮の源平池の蓮の状態をレポートします。どちらも、先週よりは開花した花やふくらんだ蕾が目立ってきています。見頃も近いのではないでしょうか。平家池(神奈川県立近代美術館側)と源氏池、さほどの違いはありません。そう言えば、源氏池の方にピンク色の蓮の花が目立ちます。白が源氏の色だったそうで、もともとは源氏池の蓮は、白だったようですが。