鎌倉好き集まれ!秀さんの鎌倉リポート・第119号(2005年4月15日)

花さんぽ No.6 (龍宝寺) .

山門


貞宗寺(⇒No.5)と同じ鎌倉市植木にある曹洞宗の
「陽谷山龍宝寺(ようこくさんりゅうほうじ)」。

今も「城廻(しろめぐり)」と言う町名が残る玉縄城に
居を構えた玉縄北条氏の菩提寺として栄えたそうです。

山門をくぐっただけでは本堂が見えない程の広い境内の
片隅にある小さな社。  


竹林を背に、京かんざしのような木五倍子(きぶし)が
春風に揺~ら、揺~らと。

その社の手前には、国指定重要文化財になっている
茅葺屋根の旧石井家の住居が。

 案内板によれば、石井家は後北条時代の地侍から
発したと伝えられている旧家で、この建物は近年まで
甲州街道沿いの関谷にあったものを移築したとのこと。
建物内部へも立ち入り自由。 
隣に「玉縄民族資料館」もあり。(両方で100Yen)


訪れた日(4月7日)は、晴天だったので、
このように囲炉裏の近くまで、陽射しが・・・。
参道の反対側では、桃と桜に囲まれた畑の中で、
シャクヤクが葉を茂らせ始めていました。

「立てばシャクヤク、座ればボタン・・・」ですが、
「オジサン、しゃがんで手入れ中」でした(笑)。


*境内には儒学者の新井白石の碑も立っていましたが・・・
 この寺との関係は解からずじまいで寺を出ました。